4月20日・21日に開催された『島ぜんぶでお~きな祭 第16回沖縄国際映画祭』。最終日の21日、那覇市の国際通りでは、浅野忠信や剛力彩芽ら映画の出演者やイベントに参加したよしもと芸人たちが、大勢の観客に声援を受けながら、レッドカーペットを練り歩いた。

 

映画祭復活には浅野忠信の資金援助が必要!?

今年で最後となるが、レッドカーペットは沖縄国際映画祭の名物として毎年、沖縄の方々に親しまれてきた。それを象徴するように、炎天下にもかかわらず国際通りには大勢の観客が詰めかけ、映画祭に参加した作品の出演者や関係者らは、その声援に応えた。

2025年公開の映画『かなさんどー』の監督を務めるガレッジセールのゴリこと照屋年之、出演する浅野忠信、堀内敬子、松田るかはレッドカーペットを闊歩したあと、報道陣の取材に答えた。

これまで幾度となくレッドカーペットを歩いてきた浅野は「最高です。天気にも恵まれて、たくさんの人に来ていただいて、こんなにうれしいことはないです」と笑顔。

堀内も「一人ひとりと写真を撮りたいくらい(笑)。皆さん暑いなか、熱い気持ちで声援を送ってくださって、沖縄がもっと大好きになりました」と話した。

今年でラストとなってしまうことについて、浅野は「僕は終わりだと思ってません。終わりは始まりなので、新たな沖縄国際映画祭が始まるんじゃないですかね」と語り、それを聞いたゴリが「浅野さんが“最後じゃない”と言ってくれたのがうれしい! でも、この映画祭には億単位のお金がかかるんです。だから、来年以降も続けるという意味で、浅野さんの預金がいくらあるのかを調べたいと思います」と宣言し、浅野も笑っていた。

 

剛力「なんでサイン長くしちゃったんだろ…(笑)」

映画『私が俺の人生!?』で主演を務めた剛力彩芽は「レッドカーペットを歩くのは初めてだと思います」と話したあと、「とても幸せでした! 自分のサインが長いので、後ろの方を待たせちゃうこともあって、“なんでサイン長くしちゃったんだろ!”って後悔してました(笑)。こんなにたくさん名前を呼んでいただけてうれしいです。いろいろな時期を乗り越えてのレッドカーペットなので、皆さんとお会いできるのもうれしい」と顔を綻ばせた。

レッドカーペットの大トリは、桂文枝と西川きよし、実行委員会の委員長を務める吉本興業前会長の大崎洋、41市町村全力応援芸人キャプテンの宮川たま子が登場。

桂文枝は「これまでで一番盛り上がったんじゃないですか? 皆さんの歓迎がうれしいです。16年間ありがとうございました。一旦ここで終わりますが、またやらせていただきたい」と復活に意欲。

西川きよしは「16年間、沖縄の皆さんにお世話になりました。僕の中では、また新しい出発への第一歩だと思っています。僕らも寂しいですが、新しい第一歩、小さなことからコツコツと頑張りたいと思います」と、今後も沖縄での新しい企画実現に決意を見せていた。