健康を考えたら日高屋の“魚介つけ麺”にたどり着いた

――普段使いされるお店もあるんですか?

RONZI:普段使いは日高屋で食べるとか。でも、日高屋で食べるよりも、勝やに行っている回数が多いかも(笑)。

――ちなみに、日高屋では何ラーメンを頼まれるんですか?

RONZI:日高屋は毎年4月くらいから、こっそりとつけ麺を始めるんですよ〔※2024年6月5日時点では、つけ麺の提供は無し〕、あんまり大々的にやってないけど。去年は豚骨つけ麺だったんですけど、一昨年とその前の年は魚介つけ麺だったんですよ。で、その魚介つけ麺の汁に単品で肉野菜炒めを頼んで、それをぶち込むんですよ。それで食べるのが最高に美味くて! 信じられないくらい美味いんですよ!

――ご自身で思いつかれたんですか?

RONZI:思いついちゃったんですよ! 栄養のバランスも考えて野菜も食べなきゃなと思って、メニューを見ていたときに、“あれっ、美味いかも!”って。だから、今年は魚介つけ麺がいいなと思っています。

▲RONZIさんのラーメントークは止まらない

――RONZIさんのお話を聞いているとラーメンが食べたくなってしまいます! あと、聞きたかったのは朝ラーメンのことなんですが。

RONZI:朝ラーですか! 僕は、朝ラーには2パターンあると思っていて。ひとつは前日からコンディションを整えて、朝に美味しいものを食べるぞ! という気持ちで食べる朝ラー。

そしてもうひとつは、お酒の流れで朝まで起きていて食べるラーメン、もしくはめっちゃ酔って寝ちゃったんだけど、朝起きたら酔いが続いていて、ラーメンが食べたいときに食べる朝ラー。

体調を整えているときは、すっきりした味のほうが多いのかなと思います。朝はやっぱり前日からリセットされているので、口も体も全部真っ白いキャンバスに戻っているんですよ。そこにラーメンで絵を描くというのが一番いいんです。ただ、酔っ払ってもめっちゃ行っちゃいますけどね(笑)。千駄ヶ谷のホープ軒とか。

――RONZIさんのラーメン愛に触れていると、ラーメンに対する考え方が変わるというか。もっと自由にラーメンを楽しんでもいいんだなと思えてきます。

RONZI:そうですか(笑)? 僕はラーメンを作るということは、とてもすごいことだと思っているし、自分でも作ったりしますけど、絶対にラーメン屋にはなれないし、なりたくないって思うんです。

――あっ、それ聞こうと思っていたんです。ラーメン屋を開いてみたいと思っていたりするのかなと。

RONZI:いや、僕には無理ですよ! だって、毎日クオリティの高いラーメンを提供して、仕込みもとても大変なわけです。だからこそ、僕はラーメン屋さんを尊敬しているし、すごいなと思っている。提供していただいた1杯のどんぶりは、感謝していただくようにしています。

(取材:笹谷 淳介)


プロフィール
 
RONZI(ろんぢ)
日本を代表するハードコア/ロックバンド「BRAHMAN」、アコースティックバンド「OAU」のドラマー。 RONZIとは別人という設定で、バンドメンバーにも内緒にして、幡ヶ谷のラーメンアイドル「好き好きロンちゃん」としてアイドル活動をしている。X(旧Twitter):@sukisukironchan