周りから新たな一面を引き出してもらっています

――さて、生田さんは乃木坂46卒業から2年半が経ちましたが、ソロ活動を始めたときと今とでは心境に変化はありますか?

生田:ずっと皆で行動するとか、足並み揃えることに慣れていたので、初めて一人で仕事をするときはソワソワしていたんですけど、今は現場の人たちだけではなく、いつもお世話になっているマネージャーさんやヘアメイクさんなど、周りのスタッフさんのことをチームだと思えるようになってからは不安がなくなりました。自分でできることをやりながらも、頼らせてもらったり、逆に周りから引き出してもらって、新たな一面を発見できています。

 

――ドラマ・舞台・声優・MCなど、幅広いジャンルで活動するうえで意識していることはありますか?

生田:あんまり自分で意識的に何かしようとか、意図的にコントロールしようとか思うと、逆にガチガチになってしまうことのほうが多いので、その場所その場所でそこにいる人たちと関わることによって、自然な自分を出すことは意識しています。

――生田さんって、どの現場でもすごく自然体でいられている印象があります。

生田:本当ですか? でも、どの現場でもふっと力を抜いて、なんでも物事を決めつけたりしないように心がけています。

 

――最後に視聴者に向けて、ドラマの見どころを教えてください。

生田:今回は先生の話ではあるんですけど、学校生活だけではなくて、家族の話だったり、恋人やパートナーとの話だったり、一人の人間としての生き方が描かれているのですが、誰しもがきっと、家での自分と仕事場とか学校での自分の葛藤で揺れ動いたりとか、いろんな人間関係に板挟みになったりするなかで、皆さんそれぞれ一生懸命に生きていると思うんです。

このドラマを見て、自分だけじゃないんだなとか、完璧は無理だよなとか、そういうことを少しでも感じてもらって、見てる人たちのエールになったらいいなと思っています。


プロフィール
生田 絵梨花(いくた・えりか)
1997年1月22日生まれ。ドイツ・デュッセルドルフ出身。身長160cm。血液型=A型。乃木坂46の中心メンバーとして活躍し、2021年末に卒業。主な出演作はミュージカル『四月は君の嘘』、『GYPSY』、『レ・ミゼラブル』、映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』(2022年)、『Dr.コトー診療所』(2022年)、ドラマ『オールドルーキー』、『PICU 小児集中治療室』(2022年)、『こっち向いてよ向井くん』(2023年)、「アンメット-ある脳外科医の日記-」(2024年)など。X:@ikuta_staff、Instagram:@ikutaerika.official、オフィシャルサイト:https://erikaikuta.jp/
日10ドラマ『素晴らしき哉、先生!』​
ⒸABCテレビ
2024年8月18日(日) 22:00~(ABCテレビ・テレビ朝日系)スタート
ドラマ公式X:@subakana_sensei、 Instagram:@subakana_sensei、TikTok:@subakana_sensei