おはようごさいますこんにちはこんばんは、番組プロデューサーのTPこと高橋です。「TPコーポレーション東京X」という変な名前の会社の社長です。

今回は「TPコーポレーション東京X 事務所探し編」です。会社設立3年目にして、ようやく事務所(=オフィス)を構える気になりました。会社なら事務所があって当然かもしれないのですが、もともと弊社は僕1人から始まって、途中で桜井さんという社員が増えたものの、収録などで現場稼働も多く「デスクワークだけの日」が少なかったので、事務所の必要性を感じていませんでした。

じゃあなぜ事務所が必要となったのか、日記を振り返りながらご説明いたします。

10月1日(火)「事務所が必要になった理由」

【1】荷物の量や受け取り回数が増えた

弊社は映像・音声問わず、数多くの番組を制作している。その番組の備品や、番組グッズの在庫などをすべて「僕の家」か「桜井さんの家」か「申し訳程度のトランクルーム」の3か所で保管している。

百歩譲って保管はヨシとして、荷物の受け取りが非常に大変なのだ。当たり前だが、荷物が届く時間に家にいないといけないし、いない場合も万が一大切な商品が、雨で濡れたり盗まれてしまったら大変なので、置き配もできない。誰もが一度は経験する「荷物が届くので外出できない」が頻発していた。

「拠点」を構えて、我々のためにも宅配業者さんのためにも、再配達を減らしたいと思った。

【2】腰が爆発しそう

事務所がないと、色んな場所の色んな椅子で作業をすることになる。いわゆる「ノマドワーカー」だ、カッコいい横文字。

ただ当然、いい椅子と悪い椅子があるわけで、腰への負担も変わってくる。僕のお気に入りはコメダ珈琲の椅子、ふかふかの中にも芯を感じて心地いい(ただコメダはオンライン会議ができないからあまり使わない)。

一方「悪い椅子」で言うと、これは決して文句ではないのだが、特に良くしてもらってる音声配信アプリ会社の椅子が本当に硬くて、腰が爆発しそうになる。

オシャレに特化した結果、機能性を失って「鳥貴族の椅子」みたいになってしまっている、酒を飲んでいれば紛れる硬さ。良い椅子で作業したほうが絶対に作業効率が上がるし、健康にいい。

【3】仕事にお金を使いたい

僕は常々「お金の使い道」に困っていた。

もちろん凄い稼いでるわけではないのだが、酒は嗜む程度、タバコも吸わず、ギャンブルもせず、お姉様がいるお店にも行かず、車はカーシェアで十分で、ブランド品も失くすのが怖いから持ちたくない、という、現代版の『雨ニモマケズ』な生き方をしているから、そりゃ小銭は貯まっていく。仕事が楽しいから、それ以外にお金を使う気にもならないのだ。

そんなある日ふと、“だったら仕事にお金を使えばいいのでは?”と思った。逆転の発想だ。仕事は大好きだし、それによって仕事の質が上がったら最高! ともすると「つまらない」と言われそうだが、これが事務所を持とうと思った1番の理由かもしれない。

▲弊社ではこうしてコワーキングスペースで作業する事もあります。

10月2日(水)「物件探し」

僕はWEBで事務所探しを始めた。“広めのワンルームがよさそう”とか“風呂・トイレを別にしたら風呂を物置にできるぞ”などと考えながら探し始めて、早々に“普通の家探しと同じ感じでSUUMOで探すのは違うのでは?”と気付いた。

世の中には事務所用の物件があるらしい。そりゃそう、会社に風呂なんかないだろ。

ちなみに、SUUMOにも「事務所利用可」というチェック項目があるので、事務所用物件も探すことはできるのだが、事務所用の物件に特化したサイトで探すのが良さそうだった。

事務所用の物件は、賃料が「相談」となっているところが多いのも今回初めて知った。

何? 相談って。渋谷駅前の大きなビルの1フロアも「相談」ってなってたけど、10万円でも借りられる可能性があるってこと? わからないことだらけ、事務所探しは普通の家探しと勝手が違う。