「ちょっと頑張って生きてみようかな?」的な(山本)
「ゾゾゾ」セカンドシーズンから参加した、スタッフ・山本氏。童顔ながら年長組で落ち着きがあり、メンバーから「怯えているところを見てみたい」と言われている男がセレクトした作品を特別に3本ご紹介しよう。
◇『ミスト』監督:フランク・ダラボン(2007年公開)
◇『スルース』監督:ケネス・ブラナー(2007年公開)
◇『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』監督:ヘンリー・セリック(1993年公開)
山本:ふだんは、恋愛もの以外だったら、あらゆる映画を観ます。一番よく観るのはサスペンスですかね。人間模様を見るのが好きなんです。あとは、デンゼル・ワシントンやヒュー・ジャックマンなど、好きな俳優さんが出ている作品は絶対観ます。
ただ、じつはホラーはあんまり観ないんですよ……。なので、サスペンス寄りにはなりますけど、『ミスト』はすごく良かった! 人間模様も面白いですし、何より、誰も予想し得なかったラストを迎えるっていう意外性ですね。ストーリー自体が面白いので、おすすめです。どんな方でも楽しめる作品だと思います。
『スルース』は知らない人も多いと思うんですが、長尾さんが紹介していた『月に囚われた男』が一人芝居なら、これは二人芝居。初老の男性と若い男性、二人の心理戦なんですけど、相当意外な展開が複数回あるんですよ。
マイケル・ケインという大御所俳優と実力派俳優のジュード・ロウによる映画で、この作品は古い映画のリメイクになるんですけど、大どんでん返しがお好きな人は、ぜひ!
3本目はSFホラーみたいなジャンルになりますが、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』。これは、キャラクターデザインにつきますね。世界観もおしゃれで美しく、洗練されている。
この作品は、怖いものが観たいときではなくて、ちょっと前向きになりたいときにおすすめ。秋の夜長に観て「クリスマスってこんな楽しいことがあるんだ。ちょっと頑張って生きてみようかな?」的な。言い過ぎかもしれませんけど(笑)。