郡山ならではが楽しめるスーパー銭湯

お腹いっぱいで幸せな気持ちのまま、歩いて向かったのは「郡山湯処 まねきの湯」。カラオケでお馴染みの「まねきねこ」の会社が運営するスーパー銭湯だ。とは言っても現在、他の店舗は高崎市箕郷町にある「箕郷温泉まねきの湯」のみであり、かつ、多くのミュージシャンが館内で音楽イベントを実施するなど、「楽都郡山」ならではのローカルな要素が詰まっているのだ。

▲カラオケまねきねこでもおなじみの「まねっきー」が出迎えてくれる
▲館内でイベントを行ったアーティストのサインやグッズが多く飾られている

湯船のお湯は、弱アルカリ性の天然温泉を使用しており、とろっとした泉質がとても気持ちいい。横になりながら温泉に浸れる「寝湯」や露天風呂など、バラエティに富んだ楽しみ方ができるのも魅力的だ。

湯上がりに利用できる2階の休憩スペースは、畳敷きで広々としており、1万冊の漫画が棚にずらっと並んでいる。隣には昔ながらのゲームコーナーがあるのも哀愁深い。また、仮眠などがとれるリラックススペースや、女性専用のお部屋もあるので、安心してくつろげるのも嬉しいポイント。

▲湯上がりに漫画を読んで寝転がることができる

お腹が空いたら食事処「山桜」で手作り満載の食事を楽しめ、マッサージやアカスリ、まさかの散髪店まで、人間生活におけるメンテナンスの全てが揃っているユートピアだ。

利用しやすさがアップした東横INN郡山

本日のお宿は2024年10月26日にリニューアルオープンした「東横INN郡山」。郡山駅から徒歩7分とかなりの好立地。少し歩いたところには百貨店や個人商店の飲食店、コンビニがあり便利。

▲駐車場ももちろん完備している

東横INNといえば、ビジネスパーソンにとってありがたい要素がシンプルに揃っており「ビジネスホテル」の名を体現しているところが特徴。

リニューアルした東横INN郡山は、よりスタイリッシュな内装に変身。フロント前にはフリースペースが広がっており、席数もかなり多い。仕事や打ち合わせなどもしやすい雰囲気だ。無料のコーヒーサーバーがあるのも嬉しい。

▲広々使えるフリースペース

客室は青系統の色味で落ち着いた空間。また、ベッド横のデスクはゆったりした作りで、パソコンや資料も広げやすい。とことんビジネスパーソンに寄り添っているのだ。

ベッド目の前のTVでは朝の無料朝食の有無も選ぶことができる。ここでもSDGsを意識した対策がなされていて安心できる。

▲清潔感があり過ごしやすい客室

また、今回はプレミアムプラスルームという、通常のお部屋より少しリッチな楽しみ方ができる客室。高級家電メーカー・ReFaのシャワーヘッドやドライヤー、ヘアアイロンが用意されている。そしてベッドのマットレスは「エアウィーヴ」を採用。

「エアウィーヴ」で寝るのは初めてだったが、低反発なおかげで、寝てる間に肩や腰に負担がかからず、気持ちよく寝つくことができた。仕事で疲れた身体をしっかり休ませてくれる優れものだ。

▲ReFaのドライヤー、ヘアアイロン

気持ちの良い睡眠から目覚めた翌朝。いつもならチェックアウトのギリギリまで寝ている私だが、東横INN名物の無料朝食のために少しだけ早起きだ。

コワーキングスペースの奥は、ビュッフェスタイルでさまざまな料理がならぶ姿に変身。千切りキャベツやブロッコリー、ミニトマトなどサラダ系の具材から、筑前煮やさば味噌煮などのおかず、食後のヨーグルトまで、朝のお腹に優しく健康的なラインナップだ。

主食はご飯(あさりご飯、白米)やパン(クロワッサン、ロールパン)を選ぶことができる。また、白米につぼ漬やカリカリ梅、わさび菜漬けなどのトッピングと専用の出汁をかけると、お茶漬けを作ることも可能だ。

▲筆者がいただいたメニュー。左下がお茶漬け。

また、東横INN郡山限定のご当地メニューとして、出汁やみりんで味付けした炒めキャベツを餅と絡めた福島の郷土料理「キャベツ餅」が用意されていた。

味が染み込んだキャベツと餅の組み合わせはかなり意外性がありながらも、なんだか穏やかな気分になる味わい。

朝からその土地ならではの食文化に触れられることに、心が高鳴った。これが無料で楽しめるということに東横インの凄まじい企業努力が感じられる。

▲福島の郷土料理「キャベツ餅」