美容・健康、医療、スポーツをテーマに、インナービューティのブランド展開と、ファスティング支援で急成長を遂げる「株式会社プロラボホールディングス」。メジャーリーガーの前田健太投手の『Esthe Pro Labo®』(エステプロ・ラボ)のブランドアンバサダー就任でも大きな話題になりました。今回はCEOの佐々木広行さんに、起業から現在に至るための困難な道のりと、「人類の健康寿命の延伸サポート」という壮大なミッションについて、赤裸々に語っていただきました。

どんな縁でも、あらゆる経験が糧になる

▲高品質インナービューティ製品『Esthe Pro Labo』ブランドを急成長させた

新保アナ(以下、新保) 本日は、どうぞよろしくお願いします! 佐々木会長はいろいろな媒体でたくさんの取材を受けていらっしゃるので、質問が重複してしまったら、申し訳ありません……。

佐々木会長(以下、佐々木) いえいえ、とんでもない。大丈夫ですよ、こちらこそよろしくお願いします。

新 保 会長のプロフィールを拝見させていただきますと、大学を卒業されたあとに、「警備会社に就職された」とあるのですが、そこには、どのようなお気持ちがおありになったのでしょうか?

佐々木 そうですね、当時は何もわからない生意気盛りでしたから(笑)。そもそも就職しようという気持ちがなくて、就職活動自体をしていなかったんですよ。今でいう“学生起業家”といいますか、「俺は独立するんだ!」と、ずっと考えていたんですね。ただ、友人の付き合い半分でベンチャー系の警備会社を受けたんですが、その一社だけ内定が出ていまして。大学も4年の終わりに近づいた頃、「ベンチャー系の会社で営業をしておけば、どんな仕事にでも通用するだろう。しばらく営業をやってみて、タイミングをみて独立するか!」と、考えたわけです。そんな具合で、いわゆる「山っ気がある」と申しますか、そんな学生でした。結局、その会社で7年間営業をやりましたが、なんとなく「30歳まで」という頭があったものですから、ちょうど30歳のときに、何も考えないまま会社を飛び出したんです。

新 保 そうでしたか、では、もう年齢で区切りをつけられて。

佐々木 そうなんです。ですから、別に希望して入った会社ではなかったんですよ。

新 保 その中で、「あのときの経験が役立っているな」といったことは、今でもおありですか?

佐々木 もちろん、あります! どんなご縁であったとしても、その中で全力を尽くしていけば、勉強になること、糧になることって、いっぱいあると思いませんか?

新 保 たしかに、おっしゃる通りです!