満員電車がとにかく無理

麻倉:夜は何時くらいに寝るんですか?

兎鞠:午前2時くらいですかね。

麻倉:ショートスリーパーだ。

兎鞠:えええ(笑)そんなことないですよぉ。

麻倉:それで8時半とかに起きるんだったら、私だったら全然足りない。それこそ兎鞠ちゃんは話す脳みそ、企画考える脳みそ、編集する脳みそ、全部違うだろうから疲れそう。6時間で足りるのかしら?

兎鞠:でも、満員電車乗るよりは全然良いって感じです。満員電車がとにかく無理で。

麻倉:やっぱり社会人経験がある人が、満員電車が無理でVの道選んで、というところが兎鞠まりの肝の部分なんだなあ。例えば小さい頃は何になりたかったんですか?

兎鞠:お花屋さんですぅ~。

麻倉:かわいいけど! でも高校とかになってくると周りも将来の話をしたり、現実的な話になってくるじゃないですか。そこで色々考えたりしたんですか?

兎鞠:あんまり考えてなかったですねぇ~。

麻倉:じゃあ、とりあえず就職したって感じなんですね。これはいろいろな人に聞いてるんですけど、兎鞠まりを構成しているものの中で一番比重を占めているものってなんですか?

兎鞠:ゲームも入れていいなら、モンスターハンターですね。なんか物騒な脳筋気味の性格が出ちゃうのは、モンハンかなあと思ってますね。

麻倉:兎鞠ちゃんのプレー、脳筋※3だから。

兎鞠:あははは! だからあまり考えてないんですよね。全部脊髄反射ですぅ。

麻倉:それであの回しとかツッコミが出るの凄いって。日々の鍛錬すぎる。

兎鞠:逆に麻倉さんを構成しているものってなんですか?

麻倉:なんだろう、でも家庭環境かな。母上がルッキズムの権化だったから。幼少期からテレビを見ては“この人はなんで可愛くないのにテレビ出てるんだろう”とか言うような母上だったので、自分も可愛くなきゃいけない! って思っちゃったかもしれない。

兎鞠:え~……、話し展開しづらいですぅ~。

麻倉:ああごめんなさい!(笑) でも今、兎鞠ちゃんがこの話振ってくれて良かった。推しに聞いてもらえたし、自己開示できたから。

兎鞠:ええ、そうですかぁ。なんでも話して下さい、答えられる範囲でこたえますぅ~。

 

うちの配信は空気感を大事にしています

麻倉:えええ、夢を叶えられたオタクすぎる……あの兎鞠ちゃんって好きなタイプっているんですか?

兎鞠:これはよく聞かれるんですけど、やっぱ自分ですよね~。

麻倉:やっばいな、正解すぎる。バ美肉になるにあたって、自分の理想の女の子をモデルにした、とかはあるんですか?

兎鞠:それもないんですよぉ。

麻倉:ええ、そうなんだ。でも初期の側(ガワ)って兎鞠さん自身が描かれているじゃないですか。その側にした理由ってあるんですか?

兎鞠:当時は巨乳のVTuberが多かったんですよ。まず目立てるように属性を減らしたものを、って考えでしたね。

麻倉:私、兎鞠ちゃんと身長一緒なんです!

兎鞠:ええ、そうなんですか~!?

麻倉:いきなり身長の話しちゃった、やばいめっちゃオタク出ちゃう……。

兎鞠:オタクの話ってとっ散らかりますよねえ。

麻倉:そうなんです! あの、これはひとつ悩みというか私の話なんですけど、今みたいな感じで自分のファンにも接しちゃう時があって、ファンとの距離感が近いタイプなんです。これ、グラドルファンの特有なのかもしれないですけど、わりと超えちゃいけないラインを超えがちっていうか、水着を見せているから、性を売り物にしてるって思う人も一部いて、何言っても良い、みたいな。そこでムカつく事が多いんですけど、兎鞠さんのファンの方との距離感ってどんな感じですか?

兎鞠:兎鞠は“配信開いたら遊んでくれるお友達”くらいに思ってますよ~。麻倉さんぐらいまで近くはないかもしれないです。

麻倉:ちゃんと線引きしてる。

兎鞠:線引きというか、しつけ?

麻倉:しつけ! でも兎鞠ちゃんなら逆にしつけされたいって歪んだ人おおそう。

兎鞠:あははは! ていうかそういう歪んだ事をこちらに向けてくる人がいたら、チクチク言うようにしてますね。それは言い過ぎだよ、とか、こっちのパーソナルスペースに入ってきすぎだよ。とか。

麻倉:なるほどな。本当人によって、人のパーソナルスペースに、土足で入ってくる人いますもんね。

兎鞠:うちの配信は空気感を大事にしていて、コメント欄でも、そういう人を生み出さないようにする教育をしてますね。人が増えれば増えるほど、コメントの治安が悪くなって、居心地が悪いコミュニティーになるのが嫌で、初期からついてきてくれる方々にも居心地の良い環境を作ってます。

麻倉:さっき、ゲームプレイは脳筋って言っちゃったんですけど。

兎鞠:あははは! 実際そうだから全然大丈夫ですっ!

麻倉:でも、兎鞠ちゃんって配信見てると、コメントめっちゃ拾うんですよ。だから、見ている側が本当に兎鞠ちゃんと会話しているような気持ちにさせてくれる。あと、色々な配信見てて思うんですけど、コメントしてくれる方を覚えてますよね?

兎鞠:そうですね。これは配信やってる方は大多数がそうだと思いますけど、毎日のように同じ方がコメントしてくださったら、名前とアイコンはセットで覚えますよね。

麻倉:これ私もそうで、接触イベントで1回来ただけなのに“自分のこと覚えてますか?”って言って来る人がいて、“なんで1回で覚えてもらえると思うんだよ!”って思うんです。だいたいそういうこと言うやつって、前来たときから期間も空いてるし、ほんと1、2回でそんなこと言ってくる。ちゃんと通ってくれる人はそんな事言わないし、ちゃんと覚えているもんなんですよね。

兎鞠:それは麻倉さんが視聴者でもあるから、そっちの気持ちが分かるって事ですよね。

麻倉:そうそう、数回来ただけで認知してもらえると思わないから、私は。だから私個人としては、ファンは現場に来て金積んだ人が正義だと思ってます。

兎鞠:そんなきっぱりと!(笑) 帝王学とか学ばれましたぁ?(笑)

麻倉:(笑)覚えてもらえてないってことは、その程度の人って感覚が自分の中にあるんですよね。でも、グラビアアイドルをやっていると、本当そういう強い気持ちを持ってないと、平気でファンが一線を超えてくるんで。本当、DMで局部を送ってくるとか。でも兎鞠ちゃんにもいるんですよね?

兎鞠:ああ、年に数本、送られてきてましたね! 今はないですけど!

麻倉:数本って! でもまじでどういう感覚でやってるんだよ。こうやって兎鞠ちゃんに下ネタ話すのも嫌だよ、絶対やめろよ! 本当に!