海軍中尉を演じるにあたって準備したこと
――なんのキャラクターなのか考えながらドラマを見たいですね。今回、市川さんが演じるキャラクターがどんな人物なのか、ご紹介いただけますか?
市川:貴島勝夫は、今田美桜さん演じる主人公の(朝田)のぶと同じ同郷で、幼なじみなんですけど、年齢が上のお兄ちゃんみたいな存在です。今は海軍に所属しているのですが、たまたま地元に戻ったときにのぶと再会します。地元のヒーローですし、海軍の中尉という、かっこいい男ですね。
――では、撮影は今田さんとご一緒することが多かったんですか?
市川:そうですね、一番多かったです。
――今田さんと共演した印象は、いかがですか?
市川:初めて共演させていただいたのですが、まず、のぶというキャラクターがめちゃくちゃ明るいんですよ。その印象もあって、太陽みたいな明るい印象でした。本当にキラキラ輝いていて、現場にいるみんなが支えたくなるような人柄だなと感じました。
――今回演じた貴島勝夫は軍人ですが、軍人を演じるのは初めてですか?
市川:はい、初めてですね。
――貴島というキャラクターを演じるアプローチについてもお話をお伺いしたいのですが、どう役柄を掴んでいきましたか?
市川:海軍についての知識が全然なかったので、図書館に行って本を読みました。台本には書かれていませんが、『あんぱん』の設定的に、勝夫が行くなら江田島の海軍兵学校かなと思って本を探してみると、江田島の兵学校を出た方が書いた本が結構あったんです。
2、3冊読んだのですが、当時の生活のタイムスケジュールが詳しく書いてあるんです。何時に起きて、布団を畳んで、何時に集合して、朝食は何時で…と、細かく書いてありました。写真も載っていて、体育祭で棒倒しをやっている姿とかもありましたね。本の情報がすごく参考になりました。
軍人の方々は、国を背負ってそのような生活をされているわけですよね。かつ、海軍の兵学校に入れるということは、勉強も沢山しているし、そういう努力を重ねて中尉になった人物だと想像して、自分なりにキャラクター像を具体的に考えました。
――市川さんが思う『あんぱん』の見どころなどを教えて下さい。
市川:僕は、のぶと(柳井)嵩の関係性がすごく好きなんです。のぶがちょっと強気で、嵩は内気というか、控えめ。だから、のぶが嵩の尻を叩くように“嵩、そんなんじゃダメだよ!”みたいな関係性で、この夫婦はそんな間柄で若い頃からやってきたんだろうなというのも感じますし。今回の作品は夫婦の物語だと思うのでそこを軸にしつつも、朝田家の家族のみんなが本当に個性豊かだし、明るくて、見ていて元気をもらえる作品だと思います。
――そうですね、やなせたかしさんの生い立ちについては、知らない人が多いと思います。色んな視点で楽しめそうですね。最後に、少し作品から離れたことをお伺いしたいのですが、市川さんのInstagramを拝見すると、お菓子作りをされていて、お菓子好きなんですか?
市川:そうなんです、甘いものが大好きで。
――甘いものが好きそうに見えませんが、意外ですね!
市川:体を鍛えつつも甘いもの大好きなんです。普段からお菓子は買って食べたりとかはしていたんですけど、自分で作れるんじゃない? と思って作ったら、楽しくて! できたてをすぐに食べられますし、グルテンフリーの米粉で作っていて、砂糖とかも、入れる量をちゃんと考えて少なめにして作ったりします。
――健康的なスイーツなんですね。
市川:健康的な方がいいのかなと。だから食べるなら…というので作り始めたら、全然苦じゃなくて、むしろ楽しくて、そこからハマりました。最初は作ったお菓子の写真をInstagramにあげていたのですが、せっかくだったら、工程も見せた方が、楽しんでいただけるのかなと思って、携帯で動画編集してアップしています。僕はあまり趣味がないから、いい趣味だなと思っています。
――スイーツって、細かく分量を測ったりして結構繊細な作業じゃないですか?
市川:多分、そういうきっちり作業をするのが、僕の性に合っているんだと思います(笑)。
――ぜひ機会があれば、あんぱんを作ってみるというのも面白そうですね。
市川:はい、作ってみたいなと思っています(笑)。まだパンは作ったことがないので、チャレンジしてみたいです!

市川 知宏(いちかわ ともひろ)
オフィシャルサイト:https://www.ken-on.co.jp/ichikawa/
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公式Instagram:@ tomohiro_ichikawa_official
〇連続テレビ小説『あんぱん』公式サイト