上京してきて1年、実家が恋しいです

――ここからはあさ姫ちゃん自身のことについてお伺いしたいのですが、まずは俳優を志したきっかけを教えて下さい。

清乃 幼稚園生のときに映画館で『ハリー・ポッターと死の秘宝』を観たのがきっかけです。映画を観て“これをやっている人たちってどういう人なんだろう”と疑問に思って、それを親に聞いて俳優という職業があることを知ったんです。そこからメイキングを観たりして、こういうものを作れるのって楽しいだろうなと、俳優に憧れを持つようになりました。

――幼稚園生のときに興味を持つってかなり早いですね。

清乃 そうですね。そこからドラマや映画をよく観るようになっていって、どんどん俳優への憧れが強くなっていきました。

 

――現在は上京して大学にも通われているとお聞きしましたが、東京での生活はいかがですか?

清乃 上京してきて1年ぐらい経つのですが、実家が恋しいです(笑)。私はお喋りがすごく好きなので、家にいるときはしょっちゅう友達やお母さんと電話しています。

――若干ホームシック?

清乃 引っ越してきて少し経った頃はもっとひどかったのですが、今はちょっとずつ慣れてきたかな……と思います。

――休日は普段どんなことをしていますか?

清乃 カフェ巡りが好きなので、友達とカフェに行ってひたすら喋って、その後カラオケに行って締める、みたいなのが多いです。予定がないときは家でドラマや映画を観ています。

 

――これだったら負けないという自分の強みはありますか?

清乃 想像力です。負けないと言うとあれですが、自信があります。例えば、お芝居で“このセリフどうやって言おうかな”と考えるときに、複数のいろんなパターンを自分の中で作りながら考えるようにしています。

――想像力はどうやって培ってきたんですか?

清乃 幼いときからドラマや映画をたくさん観る習慣があったので、その観ていた内容が今の想像力に繋がっていると思っています。今回のドラマでは学生役なので、過去の学園モノの作品でこういう役いたな、という記憶を引っ張ってきて演じる参考にする、みたいな。無意識に昔の記憶を参考に想像しているんだと思います。

――記憶力も良いんですね。

清乃 そうかもしれないですね。じゃあ、強みは記憶力にしようかな(笑)。

――記憶力があっての想像力なのかもしれないですね。その強みを活かしつつ、これからどんな俳優になっていきたいですか?

清乃 今の目標は共演したい、作品に呼びたいと思ってもらえるような役者になることです。それと、映画にメインどころでしっかり出られるようになりたい。映画とドラマとでは撮影のペースや雰囲気もまた違うと思うので近いうちに経験できたら嬉しいです。

――最後に改めて、『なんで私が神説教』の見どころを教えて下さい。

清乃 今の時代はSNSもあって、昨日まで皆はこう言っていたのに、矛先が違う方向に向いた瞬間に昨日のことがなかったかのように皆も向きを変えて叩いたりするじゃないですか。それを“時代だから”って、仕方がないと思っている方もいると思うのですが、そこで1回このドラマを観たら、どんな人でも考えさせられるものがあるはずです。静先生の説教や作中のセリフは今を考え直すきっかけになると思います。学生だけに限らず、社会人の方も、それよりもっと年配の方でも、色々な世代の方に観てほしいです。


プロフィール
清乃あさ姫(せいの・あさひ)
2005年9月2日生まれ。千葉県出身。身長169cm。血液型=O型。現在放送中のドラマ『なんで私が神説教』(日本テレビ系)に綿貫陽奈役で出演中。近年の主な出演作にドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(2025年)、『366日』(2024年)、『どうする家康』(2023年)などがある。
Instagram:@asahi.seino.official
土曜ドラマ『なんで私が神説教』
日本テレビ系、毎週土曜よる9時放送
ドラマ公式X:@kamisekkyo_ntv、公式Instagram:@kamisekkyo_ntv
公式TikTok:@kamisekkyo_ntv
公式HP:https://www.ntv.co.jp/kamisekkyou/