日本テレビ系にて現在放送中の土曜ドラマ『なんで私が神説教』。本作は無職生活を脱却するためになんとなく高校教師になった主人公・麗美静が、問題児揃いの生徒たちの事情に巻き込まれ、したくもない説教をしなければならない状況に追い込まれ奔走する姿を描くリアル学校エンターテインメントだ。

ニュースクランチでは、クラスの1軍グループのリーダー・綿貫陽奈を演じる清乃あさ姫にインタビュー。本作の見どころや俳優を志したきっかけなどを聞いた。

▲清乃あさ姫 (ワニブックス「Newsクランチ!」)

観て下さっている方にも必ず刺さるものがある

――今回初の学園ドラマへの出演となりますが、撮影は順調そうですか?

清乃 はい! だんだんと撮影の雰囲気もできてきて、順調に進んでいます。生徒役の皆とも日を重ねるごとに本当の学校みたいにどんどん仲良くなっています。

――現場は賑やかな感じですか?

清乃 そうですね。でも、ワイワイしている中でも皆がちゃんとお仕事っていう自覚を持って、メリハリを持って撮影をしているので、すごく良い現場だなと感じます。

――同世代の俳優に囲まれながらの撮影ですが、刺激を受けたりすることはありますか?

清乃 他のキャストの方で涙を流すシーンがあったのですが、しっかり涙を流す場面に気持ちを持っていって、ここで決めなきゃいけないというところでちゃんと感情のこもった涙を流していて、すごいなと圧倒されました。自分もこういう風にできるようにならなきゃって良い刺激になりました。

 

――あさ姫ちゃんはクラスの1軍グループのリーダーである綿貫陽奈を演じていますが、綿貫陽奈はどんな子だと思いますか?

清乃 基本的には友達といるのがすごく好きで、面白いことも好きで、正義感もあるのですが、少し視野が狭いというか、周りが見えなくなっちゃうところがある子です。自分が面白いと思ってやっていることが行き過ぎちゃって……みたいなところがドラマの中でもフィーチャーされます。でも好きな人に対して一途だったりかわいらしい部分もあるので、そういうところを見ていただけたら嬉しいなと思います。

――自身と似ている部分はありますか?

清乃 友達が好きという部分は一緒なのですが、それ以外は本当に全然違うなと思います。私は自分が自分がって前に出て盛り上げるタイプではないですね。そういう明るい子たちと一緒にいるのは好きなんですけど、自分が先頭に立つ、みたいな感じではないです。

――今回高校生役を演じていますが、あさ姫ちゃんの高校時代はどんな感じでしたか?

清乃 今回もそうなのですが、よくドラマの中だと1軍、2軍ってあるじゃないですか。そういったものが作品では描かれたり、実際にあるというのも聞くのですが、私の高校時代は全然そういうものがなくて、自分が仲良くしたい子、楽しい子と一緒にいるという感じですごく平和でした。

――今作でもやっぱりそういった“カースト”みたいなものも描かれるんですか?

清乃 “カースト”という単語が出てくるというわけではないのですが、そういうものが作品のベースの一つとしてあるのかなとは思います。

――本作の見どころと言えばタイトルにもある“説教”ですが、実際に広瀬アリスさん演じる麗美静が生徒に説教する場面を経験していかがでしたか?

清乃 とにかく迫力がすごいです。台本があるので言われることもわかっている上で説教を受けるのですが、それでも圧倒されました。回りくどくなく、ちゃんと真っ直ぐな説教はドラマを観て下さっている方にも必ず刺さるものがあると思います。

――ちなみにですが、あさ姫ちゃんは今まで説教を受けたことはありますか?

清乃 あんまりないですね。私はそれを避けてきた人生なので(笑)。怒られるのが本当に嫌いで、怒られると“やばい、怒られた……”って精神的にきちゃうんです。