メンバーも泣いて、ファンの方々も泣きながら歌って・・・
――なるほど納得しました。ではその曲に関して、やはりAsIsさんは圧倒的な楽曲の完成度も魅力の1つだと思うので、1人ずついちばん好きな曲について語って頂ければと思います。
桃井:私は『好きなだけ好きでいる』で、この曲はデビューする時に初めて頂いた曲で。この曲で初めて振り付けや立ち位置とかも教えてもらって、なんか“AsIsが始まった!”って、その時をすごい思い出せる曲で。曲調もすごい春ぽかったり、新しい風が吹くみたいな感じがすごい好きなのと。あとAsIsの曲って難しいダンス多いんですけど、この曲は結構シンプルなので、みんなが一緒に踊ってくれるのも好きです。
北川:私は『手錠を壊せ!』が好きです。すごく曲調がオシャレで。自分がYOASOBIさんとかが好きなので、そういう曲をやってみたいな〜って思ってたときにこの楽曲をいただいたので、すごく嬉しくて! ダンスは今まででいちばん激しくて、何回も何回もみんなで練習したんですけど、この楽曲で AsIsを初めて知ったって方が結構多くて、ミュージックビデオとかもたくさん再生していただいて、私たちが2年目に向けて、新たなAsIsを見せれた楽曲だなって思います。
山城:私は『きみの好きを否定なんかしない』っていう曲なんですけど、AsIsのいちばん新しい曲で、グループのコンセプトがそのままタイトルになっていて、AsIsってどういうグループなんだろうって聞かれたときに、この曲を聴いてもらえれば分かる曲だと思います。個人的にめっちゃ好きなところが、振り付けが最初、個体から始まるんですよ!


――個体!?!?(一同爆笑)
山城:全員で固まった感じっていうか・・・。
――あ、あのジャケ写の感じってことですね。
山城:そうです! それが今までになかったし、ファンの方もすごいびっくりしてたので、なんか新しくていいなって思ってすごく好きです!
南:私の好きな曲は『あと、1センチの本音』っていう曲なんですけど、去年のクリスマスの12月24日に初めて披露した曲で、AsIsで唯一のラブソングなんです。AsIsって可愛い楽曲が少ないので、この曲は難しい歌詞じゃないし、初めて見る方とかも多分乗りやすいと思います。ライブでもみんな声出ししてくれたりとか、レス(目線送り)できるパートが多いので、いろんな人にレスを届けられて楽しいです。あと、今までで1番多くのパートいただいて、ファンの人も喜んでくれて、大好きな曲です!


瀬乃:私は『ツワブキ』って曲が好きなんですけど、この曲はデビューして半年経たないかぐらいの時に頂いた曲で、ちょうどそのときの、活動に対するメンバー1人ひとりの心情を汲み取って歌詞にしていただいた曲で、その等身大なところが好きだし、応援ソングでもあるし、自分たち自身も歌うことによって強くなっていける曲だなって思っていてます!
星野 :私は『僕は気付いてた』です。これは普段頑張ってる皆さんをそっと包み込むような楽曲で、楽曲自体はポップな感じで、ダンスも可愛いんですけど、ファンの方々が言うには、実はめちゃくちゃ泣ける曲らしいんですよ。ファンの方々は私たちに会うためにお仕事とか頑張ってくださったり、時間を作ってくださってるので、ファンの方に向けても歌えるし、いつもアイドルに対して真剣でレッスンを頑張ってるメンバーに向けても、気持ちを伝えられるすごく素敵な楽曲だなって思います。


雨野:私の好きな曲は『愛を叫ぶ』という曲です。AsIsの曲は全曲サブスク配信されてるんですけど、この『愛を叫ぶ』だけは配信されていなくて、ライブでしか聴くことができない楽曲なんです。私たちもファンの皆さんに愛を叫べるし、皆さんも愛を叫べる。落ちサビがAsIsの曲で唯一、7人全員で歌うんですよ。
ライブのときはファンの方もシンガロングしてくれて、そこでメンバーも何回も泣いてるし、ファンの方が泣きながら歌ってくれてるのを何回も見ていて、大切な時の最後の曲とかで歌うことが多いですね。自分のパートで“君の居場所はいつだってここにあるよ”っていう歌詞があるんですけど、自分もアイドルをやる上で、みんなの居場所になりたいってずっと思ってたので、改めてその気持ちを伝えられるのが嬉しいです。
――皆さん楽曲に対する思い入れの強さが伝わってきて感動です。欅坂46の『サイレントマジョリティー』を書いたバグベアさんをはじめ、一流の作家陣が手掛けてるわけですが、坂道シリーズがお好きな人もいると思うんですけど、そういう方々の曲を歌えるのはどんな気持ちなんでしょうか?
北川:夢!? 夢です! 未だに信じられない!!


瀬乃:最初にLINEで作家の方の名前を送って頂いたときに、お姉ちゃんも坂道シリーズさん大好きなので、すぐ伝えて“やばくない!?”ってめっちゃ盛り上がって、家で1人になってもずっとテンション上がりっぱなしでした!
北川:バグベアさんが、XとかでAsIsを応援してくださってるポストを発信してくださって、それを見るたびに“え! 私たちのこと知ってるんだ!!”くらいの・・・。(一同爆笑)
――そりゃ曲書いてますからね!! しかも何曲も!!(笑)
北川:なんかもう、それぐらい凄すぎて、まだ実感がないんですよ! 本当に夢みたいで・・・。
――さて、そんな名曲たちを携えての全国ツアーも発表されましたが、今年の夏はどんな夏にしたいですか?
星野:全国ツアーも夢だったし、そこでいろんな方と出会いたいなっていうのはもちろんですし、全部ソールドアウトするぐらい頑張りたいです!
山城:あと 夏フェスに出たいです! 去年はSPARKというフェスに出させてもらったんですけど、今年はもっといっぱい出たい。ファンの皆さんも出て欲しいって言ってるし、野外だとみんな開放的になるのか盛り上がりが凄いんですよ! 私たちもすごい楽しいので!
――では最後に、AsIsとしての大きな目標というか、先々の野望的なものをお願いします!
瀬乃:個人的に思ってることなんですけど、AsIsの曲ってアイドルソングを好きな人たちだけじゃなくて、一般の方が聴いてもいい曲だなとか、いい歌詞だなって思ってもらえると思うんですよ。だから最終的に、アーティスト的というか、決して遠いという意味じゃないんですけど、パフォーマンスで曲の良さを広く世の中の人に伝える存在になりたいって思います。
北川:あとやっぱり武道館! これはみんなで、デビューしたときから目指そうってずっと話してるので。いちばん大きな夢は武道館です!!
