台湾を拠点とする“日式”(日本タイプの)6人組アイドルグループ・Primulavとして活動しつつ去年はTIF2024にも出演。その美少女ぶりで日本からも注目される“KANA-KANA”は台湾の東大とも言われる台湾大学卒業という超高学歴アイドル。3月にThreads上で、“親戚「台大の法学部を出て、あなたは何になるの? 弁護士? 台湾の総統?」/私「アイドルになります!」”というポストが大バズして地元テレビの取材が殺到。日本語も超堪能な彼女が語る、これまでの人生と“日式”アイドルの魅力!
生まれてから今まで、台湾と日本の間を5回の引越し!
――かなかなさんに関して、ざっくりと“台湾人だけど日本生まれ”くらいの認識なんですけど、いつ頃まで日本にいたのかなど詳しくお伺いできると・・・。
KANA-KANA:生まれたのは横浜なんですけど、あまり覚えてなくて・・・。3歳までいて、そこから台湾に帰って、小学校2年生までいて、3年生から中1の始まりまでは福岡で、中学校は台湾で、高校は大阪で、大学は台湾・・・って感じです!
――ものすごい往復の人生!(驚)
KANA-KANA:お父さんの仕事の関係で・・・。いろいろ大変なこともありましたけど、おかげで新しい環境にもすぐ馴染めるスキルと、ぼっちでも全然大丈夫なメンタルの強さが鍛えられた気がします(笑)。
――そりゃ〜日本語もペラペラなわけですよね〜。
KANA-KANA:でも小3からの最初の1年は全然喋れなくて、ひたすらリスニングでした(笑)。みんなが喋ってるのを聞きながら、ニコニコ笑ってるだけみたいな。ひらがなの存在すら知らなくて、あいうえおも書けなかったし! それが4年生くらいから自然と喋れるようになって・・・。子どもって不思議ですよね〜!

――では日本にいる間に、自然に日本のアイドルを好きになっていった感じだったんですかね?
KANA-KANA:そうです。小学校3年生のときに、AKB48さんと嵐さんがすごい流行ってて! それで初めてアイドルを知った感じです。
――ちなみにAKB48で特に好きな曲とか推しメンとかあったら是非。
KANA-KANA:曲はやっぱり夏曲が好きですね〜。あと『ヘビーローテーション』とか。メンバーでは板野友美さん・・・ともちんが好きでした!
――その後中学で台湾に戻られたということですが、当然台湾のクラスメイトとはAKB48の話とかできないですよね。
KANA-KANA:そうですね、ぜんぜん! 台湾の学校ではもう、勉強ばっかりなんで・・・。でもYouTubeでいろんなアイドルさんを見てました。その頃『ラブライブ!』にはまって。そのあと好きになったのが、ZOCさん!
――意外ですね!!
KANA-KANA:私、自分と全然違う女の子を好きになることが結構多いかもしれないです。自分は、家がものすごく厳しかったので、髪の毛を染めたこともないし、ピアスを開けたこともないので。
――ちなみに推しメンは?
KANA-KANA:戦慄かなのさんです。今でも大好きです! 実は明日(取材日の翌日)ライブがあるんですけど、行けない! 行きた〜い!!!(泣)
――さっき“勉強ばっかり”って言葉がありましたけど、台湾と日本のギャップで、苦労された部分とかありますか?
KANA-KANA:あくまで私の印象ですけど、日本より台湾のほうが、勉強というか、学歴社会的なものは厳しいと思います。だから中学で台湾に戻ったときはギャップでめっちゃしんどかった。急に朝8時から夜11時までずっと勉強! みたいな環境になって。私の通ってるところでは部活は金曜の1時間だけだったし。最初のうちはずっと泣いてました。なぜかご飯も合わなくなってて、台湾人なのに何で!? っていう(笑)。軟水と硬水で、水が違うらしいんですよね。
