Twitterに革命を起こし続けていることで話題となっている長州力。今年5月にはそのツイート内容を書籍化した『いまどうしてる?』を発売するまでに至った。ここではTwitterを通して斬新な価値観を提供し続ける長州力のツイートを考察する。
LINEがだめならTwitterでモーニングコールを依頼!
マネージャーへの連絡の催促をTwitterの投稿によって行うという、前代未聞のSNSの利用方法を編み出した長州力。
ここではそれをさらに発展させたツイートを紹介したい。
仕事でもプライベートでも、翌朝絶対に遅刻できない用事が入っているのに、夜ふかししてしまった経験は誰しもあるはずだ。
そんな時は、このようなTwitterの使い方はいかがだろうか。
こちらは2020年1月9日のツイート。家族や親友など特定の個人でもなく、グループLINEでもない。全世界に向かってお願いする方法だ。
ここまでやれば一瞬にして危機感をダイレクトに伝えることができるし、きっと誰か1人くらいはモーニングコールしてくれるはずだ。
ちなみに長州は「どんなに寝不足でも、電話を3回コールしてくれたら起きる」という特技の持ち主だという。
なお、モーニングコール依頼はこの時だけでなく、翌月にも行っている。
この日は、マネージャーなど周囲のスタッフが入っているグループLINEに連絡したものの、長らく既読がつかなかったため、Twitterに投稿したとのことだ。
LINEがだめならTwitterに――最先端の文明を見事に使い分ける長州力から学ぶことは多い。
「8万いいね!」をたたき出したツイートを本人自ら分析
長州は私的な連絡のみならず、疑問に思ったことは素直にフォロワーに聞いてみるという姿勢も示している。
こちらは2020年2月20日に投稿し、8万以上の「いいね」をたたき出したツイートである。
当時のことは本人も鮮明に覚えているようで、次のように語っている。
「フォロワーのことを英語で書いているのがちょっとハイカラじゃん。いま若者たちの間で流行っているラップっていうのかヒップホップっていうのか、そういうことを糧にして生きている彼らも、日本語と英語を巧妙に織り交ぜて歌っていますよね。まあ、これは本当に偶然なんだけど、そこがたくさんの共感を得たのかなと思います」
現代の若者たちの文化も自分なりに理解をする長州力。プロレス界で一時代を築いた男は、やはり視点が違うと言いたいところだが、大きな反響を生んだ要因はそこではないような……。
いずれにしても、閉塞感が蔓延するこのご時世において、斬新な価値観を提供し続ける長州力のツイートの数々。
本家Twitterアカウントと併せて読むと、より味わい深さが増すこと請け合いである。