うがいするなら緑茶がオススメ

手洗いとうがいは、風邪の予防方法として説明するまでもないかもしれません。どちらも外から侵入してくる病原体が、からだのなかに侵入しようとするのを防ぐ行為です。風邪予防の代名詞とも言えそうな代表的な二つです。

この手洗いとうがい、実は風邪を引いてしまったあとにもとても効果的なことはご存知でしたか?

というのも、風邪を引いたわたしたちのからだは、ウイルスにやられて体力を消耗し、免疫力が低下している状態です。

そんな弱ったからだに、あらたなウイルスが次々にやってきて侵入してしまうと、二次感染を引き起こすことになるでしょう。すると風邪をこじらせて、だらだらと長引かせてしまうのです。

だからこそ、うがいと手洗いが重要なのです。

うがいをするときには、緑茶がおすすめです。抗菌作用があるカテキンが含まれているので、ウイルスを撃退する効果があります。

▲うがいするなら緑茶がオススメ イメージ:PIXTA

緑茶を淹れるときは、温度が高いほどカテキンが抽出されていいのですが、その場合はちゃんと冷ましてから、うがいしてください。あまり熱いとのどをヤケドしてしまい、その部分からウイルスが侵入してしまうおそれがあります。

また、うがい薬は使わないほうがいいでしょう。うがい薬は抗菌力は高いのですが、のどを乾かしてしまう場合があるのです。のどが乾くとウイルスが感染しやすくなります。

それでも抗菌力の高いうがい薬を使いたいという場合は、最後にもう一度、水でうがいをするようにしましょう。

同様に、風邪を引いて体力も免疫力も低下しているときこそ、入念な手洗いが大事になってきます。

最後に、手に付いたバイ菌をしっかりと落とせる「正しい手洗いの方法」をお伝えしましょう。

【正しい手洗いの方法】

  1. 手指を丸めて、しわを伸ばし、ねじるように洗います。
  2. 手の平のしわのほうは、手の平を精一杯広げて洗うようにします。しわを伸ばして丹念に洗うことで、しわの間に汚れが残るのを防ぐことができます。
  3. 指の間、爪の間もしっかりと洗うようにしましょう。

爪の間の汚れを落とす際は、手の平でこするようにするとうまく落とせます。指の間は、入念にねじり洗いをするようにすると、効果的に汚れを落とせます。ぜひやってみてください。

しっかりとした手洗い、そしてうがいでウイルスを侵入させないことが、風邪を長引かせずに早く治すコツなのです。