『フィーバーメガクィーンEX』にとことん惚れ込む
見た目にも惚れた。
そしてドラムアクションにも惚れた。
音楽にも惚れた。
そして「図柄に応じて異なる時短回数」というゲーム性にも惚れた。
当たる図柄に応じて報酬(=時短回数)が異なるので、3図柄や7図柄で当たったときには「よっしゃー!!」ってなったのを覚えています。なぜか当時の僕はEとZばかり引いていた気がしますけど、たぶん振り分けは均等だと思うので、振り分け負けしてただけかもしれません。今Youtubeで動画を見直しても、やっぱりカッコいいって思います(実機どっかで売ってたら欲しいくらいなんですけどね。あんまり見かけないんですよね)。
「信頼度を調べたり、リーチ中や予告の法則なんかを覚えたりして、楽しむ」というのは、デジパチの楽しみ方、醍醐味のひとつ、ですよね。好きな台ならなおさら、詳しくなっていく過程なんかも楽しかったりする。そういった「楽しみ方」に、気づかせてくれた一台でした。
めっちゃ打ちましたね。打ち込むにつれて、細かいことに気が付き始めるんですよ(※当時の台のことをここで文章で説明しても伝えにくい、伝えることができないのがとても悔しいんですけど、一応、説明させてください)。
「特定のリーチが2段階目に発展するときは、必ず、センタードラムの回転速度が落ちる。高速回転したままだと、発展しないでリーチがそこで終わる」みたいなことに、ある時に気がついたんですよね。そうなると、もうそのリーチになった瞬間にセンタードラムをガン見ですよ(笑)。発展してほしいから「速度 落ちろおおおおお」って思いながら見てたりしてね。
また、この台はドラム機ながらも、いわゆる「全回転リーチ」のような熱いリーチを搭載していました。ドラム機での全回転リーチということは「変動時間中に、回転速度を調整しながら、3つのリールを同期する」必要があるんです。つまりは、変動が開始して、3つのドラム上で横一直線に同じ図柄が揃って回り始めたタイミングがあると「あっ!! メガハイパーリーチだ!!!」って気づけるようになるんですよね(※正式名称を「メガハイパー」リーチと言いました。高信頼度ではありましたが、普通にハズレもあるという厄介な全回転系リーチでした)。
液晶機だったら、図柄を書き換えて終わりでいいところを「リール速度を調整しながら、変動時間内に同期して合わせて動かしてる」っていうのも、実はすごいんですよねえ。さすが“ドラム機のSANKYO”。当時から、そのリール制御技術は芸術的でした。
そういうのに気がつき始めてから、なおさらパチンコが楽しくなっていってね。体感的に信頼度とかもわかり始めるじゃないですか。「熱いリーチ」「寒いリーチ」の区別がつくようになっていくんですよ。そうなると、ますます、パチンコ、楽しいですよね。
ノーマルリーチでビタって当たって「嘘っ!?」って、初めて声を出したのも、この台だもんな。そんとき覚えてるわ。C図柄だったわ。時短なしの。ノーマルリーチで当たったから御の字って思ったけど。
こうやって「打ち込んだ」ことによって、デジパチの楽しさとか、リーチアクションの楽しみ方、みたいなものが、なんとなくわかるようになっていきました。まあ「熱いリーチを知っている」ことと「熱いリーチが引ける」かは、まったくの別問題なんですけど(笑)。そういう意味では、僕のルーツになった台、と言っても過言ではありません。
最後に、このメガクィーンEXが、どれほどまでに好きだったかというと
『高専の修学旅行で、宿泊先のホテルの近くのホールにあったから、自由時間に打ってた』
くらいなんで、やっぱ、思い返したら、ダメな学生だなあ。