8月12日、BKBことバイク川崎バイクさんの著書『BKBショートショート小説集 電話をしてるふり』が発売された。前回は芸風と小説との“ギャップ”について、話を聞かせてもらいましたが、今回は物語を作る時の苦労や自信作を語ってくれました。アクセル全開のBKBの話をお聞きください!(バイクだけに!ブンブン!レッツゴー!)

※編集部より:今回のインタビューは「三密」を徹底的に避けて行いました。
▲BKBショートショート小説集 電話をしてるふり

恋愛モノではメンヘラなBKBが出てきています

――書籍では、恋愛・ミステリー・SFなど幅広いジャンルの物語を書かれています。ご自身の中で幅広いジャンルを書こうと思っていたのですか?

BKB ひとつのジャンルではなく、視野を広く持ち、色々な物語を書きたいなとは思っていました。話を書いていく中で、女性目線の話が得意なのかもしれないという発見がありました。反響が大きかった『電話をしてるふり』もですね。

これは、僕自身が女々しかったり、恋愛体質なところが出ているのかなと。さらば青春の光・森田(哲矢)には「バイクさん、本当にメンヘラですよね」って、いつも言われます(笑)。でも、そういう部分が、このショートショートでは良い方向に出たのかなと思います。

――女性の共感を得てますもんね。そこも一つのギャップかもしれません。

BKB 後輩芸人が教えてくれたんですけど、付き合っている彼女が僕のnoteの投稿をいくつか見てくれたみたいで「BKB、めっちゃ女心分かってるじゃん。やるぅ。」って言っていたらしく(笑)。そうやって女性の共感を得られる話が書けたというのは、素直に嬉しいです。

――どのお話もステキですが、自信作は?

BKB うーん…。『間違える女』という話ですね。書き始めてから30分もかからないくらいで、書き終わったんじゃないかな。

書けない時は、朝の5時とかまで考えて考え抜いて、なんとか書くって感じだったんですけど、この話は最初から最後まで、ノリにノッてオチまでノンストップ・アクセル全開でした! バイクだけに!ブンブン!レッツゴー!