人財を賢く運用し、いかに短時間で成果を上げるか

以前、地方の教員の方々の集まりでお話しさせて頂いた際に、開会の挨拶でトップの方が「無駄なことをはぶいて、教員の働き方、もうちょっとちゃんとしていきましょう」というお話をされました。

「ええこと言うなー! 俺も全く同意やわ」と思った途端「続いては、新人教員による漫才です! 寝る間を惜しんで練習したそうです。どうぞ!」と……。

「それが一番、無駄やんけ!」なんて思った次第です。

ご本人たちは楽しそうにされていたのが救いですが、こう言った無駄を減らしつつ、行政への声を上げていくべきだと思っています。一般企業においても「昔と今とでは圧倒的に時代が違うから、同じ働かせ方をしていたらあかん」という共通認識を持っておかなければいけないと考えています。

▲時代に合った働き方をめざしてこ~

僕が投稿した、教員の働き方の動画で「人口ボーナス期」「人口オーナス期」について話しています。昔は「人口ボーナス期」で働ける人が多く、物も足りなかったから作れば物が売れて、働く時間が長いほど利益も上がった。

対して今は「人口オーナス期」。高齢化・少子化により働ける人が減る期間になったがゆえに、昔と同じ利益を作るために一人ひとりの負担が大きくなる。負担が大きくなると、生産性が低くなる悪循環が生まれるので、今後は人財をどう賢くやりくりするか、いかに短時間でしっかり成果を上げるか、という方向にシフトしていくべきである。というお話です。

つまりバブル期のように「長時間働けー! そしたらどんどん稼げるぞー!」と言っているのは、かつてディスコで何人もの女性とポケベルで番号交換をして、うまくいってたというおじさんが、令和の時代になっても、ポケベルで持ってうろうろしているようなもの。

時代が違うので、ポケベルを持っている女性なんてそうそういませんし、当然うまくいきません。ポケベルからスマホへと、時代に合わせて変化していかなければならないと思います。

働く人の限界が浮き彫りになった、このタイミングを一つの良い機会にして、今の時代に合った働き方を模索する必要が、あるのではないでしょうか。

過労死ゼロの日本を目指していこ~ せやろがい!


〇ワラしがみ(YouTubeチャンネル)
<イベント>
せやろがいおじさん×清田隆之(桃山商事)
「俺たちとジェンダー」の話。QJWeb初のオンラインイベントを開催!

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配信:Zoomウェビナー機能
定員:100名
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イベント参加:1,500円
イベント参加+書籍『さよなら、俺たち』(清田隆之サイン本):3,200円
イベント参加+書籍『せやろがい!ではおさまらない』(せやろがいおじさんサイン本):2,800円