博覧強記で知られる、芸人のカズレーザーさんが出した初の著書はクイズ本!『カズレーザーが解けなかったクイズ200問』(マガジンハウス:刊)は、いかにして生まれたのか。そしてカズレーザーさんが考えるクイズの魅力とは? NewsCrunch編集部が直撃した。
激ムズクイズ本のコンセプトは“どうでもいい問題”
――初の著書の発売、おめでとうございます。今回どういった経緯で、本ができたんでしょうか。
カズレーザー(以下カズ) もともとnoteに自作クイズを投稿していたんですけど、それがマガジンハウスさんの目にとまって「本にしませんか」とお話いただきました。でも、noteにあげていたのは早押しクイズ用で問題が堅苦しかったんですよ。本にするからには、“どうでもいい”問題を載せたくて。そっちの方向性で提案してOKがもらえて、できました。だから本当にどうでもい、何なんだよってクイズしかないんですよ(笑)。
――最初の2択クイズからして、カズさんワールド全開ですね。私もやってみたんですが、正解がぱっとわかったのが52問中数問だけでした……。
カズ 2択って、何も考えなくても半分は当たるから、簡単なイメージがあるかもしれませんが、僕のはちょっと違いますね。
――問題のネタは、どういったところから見つけてきたんですか?
カズ 本を読んだり『ナショナルジオグラフィック』を見たりとかですかね。そこで「なんで?」「どういうこと?」と思ったことを調べて、発見したことがクイズになっているパターンが多いです。道を歩いていて浮かんだ疑問が、問題になることもありますね。
――今回の本は200問もあって、どれも一癖二癖ありますが……ご自身で一番「変だ」と思う問題は何でしょうか?
カズ う~ん、この4択かなあ。
実在する国家資格は?――バルコニー施工技能士、ユニットバス施工技能士、床暖房施工技能士、システムキッチン施工技能士
答:バルコニー施工技能士
“バルコニー施工技能士”という資格の存在を知って「絶対クイズにしよう!」と思ったんですよ。どういう国家資格? なんで国家資格になっているんだ? って気になりましたね。
こんな風に、答えになる情報を知ってクイズにするパターンもあるし、自分で調べ物をしていくうちにできるパターンもありますね。僕にとってはクイズは、大喜利に近い感覚です。