まだまだ結婚できない!? “晴れ”の摩周湖

途中、砂湯の看板があったので立ち寄ってみました。砂湯は、湖畔の砂浜を掘ると温泉が湧き出てくることで有名なスポットです。掘ってあった穴の水を触ったら、なまぬるくてびっくり。湖も冷たい水ではなく、さらにびっくりです。

湖の中をよくよく見ると、底からぷくぷくと気泡が出てきている場所もあり、その辺りは特に水がぬるく、温泉が湧いているのを実感しました。子どもたちが湖で遊んでいたけど、これなら寒くないのかも。普通なら9月の湖なんて冷たくて入れないと思いますので、なんか不思議な光景だったな。

摩周湖第一展望台へ向かっていると、霧が出始めました。今回は霧の摩周湖かな、と思いきや、第一展望台パーキングに着いたときには、霧は消えて日が差し込む時間も。バッチリと摩周湖を見ることができました。言葉を失うくらいの美しさで、ずっと眺めていられます。ただ、これが良いのか悪いのか…。

実は摩周湖には「晴れた摩周湖を見ると婚期が遅れる」という都市伝説があるんです。私、3回来て3回とも晴れの摩周湖なんですけど!? このジンクスが本当なら、結婚できるのはいったいいつになることやら(笑)。

▲霧の摩周湖は見たことがありません…

「道の駅 摩周温泉」で食したエゾジカバーガーが美味!

そんな摩周湖をあとにし、最後に向かったのが「道の駅 摩周温泉」。まだ営業時間に間に合いそうだったので、次の日のことを考えて行くことにしました。ここは、2011年にリニューアルしてからは初の訪問です。以前に来たときは、小さな施設がポツンとあっただけだったと記憶しますが、建物は立派になり、外には足湯もできていました。

▲「道の駅 摩周温泉」には足湯もあります

ここのお目当ては「エゾジカバーガー」。食べたいものはあらかじめチェックしてあるので、到着して早速注文します。8分程で出来上がりました。

道の駅の裏側にあるベンチでいただきます。香ばしく焼かれたバンズに、エゾジカのハンバーグが挟まっています。厚みのあるハンバー グですが柔らかく、クセが全然なくて、濃厚なデミグラスソースがよく合います。一緒に挟んであるトマトとレタスでフレッシュさもプラス。味が引き締まります。

▲エゾジカバーガー。なかなかのボリューム

気になってもうひとつ頼んだ「えぞじかジンカンバーガー」もおいしくて。こちらは、焼肉のタレで味付けした  鹿肉が挟んであります。こっちの方が、鹿肉の味がよくわかります。少し甘味のあるバンズと鹿焼肉の相性も抜群。焼肉パンて、意外といけるかも。鹿肉は、高タンパクで低脂質、鉄分豊富なお肉だから、食べ過ぎても大丈夫かな!?

▲こちらは「えぞじかジンカンバーガー」

ベンチのある広場には、飲用可能の湧き水があります。地下70mから湧き出る森の天然水。バーガーを食べて喉が渇いたので、飲んでみることにしました。ゴクゴクゴク。 冷たくてすごくおいしい。飲み過ぎて、さらにお腹いっぱいになってしまいました(笑)。

あげいもをつまみに流氷ビールで晩酌

この日の宿は、人生初めてのユースホステルです。周りは牧場という大自然の中にある「摩周湖ユースホステル」。ユースホステルと聞いて、大人数の相部屋を想像していましたが、宿泊客が少なかったせいか、個室を取ることができました。昭和の雰囲気が残る、とても居心地の良い宿です。

部屋では飲食ができないので、談話室で軽く晩酌。「道の駅 摩周温泉」で買った「流氷ドラフト」を飲みながら、あげいもをつまみます。流氷ドラフトは、グラスに注いだ瞬間が感動的な、きれいな青い色した発泡酒です。飲み口も爽やかで飲みやすい。

ジャガイモにアメリカンドック風の甘い生地をつけて揚げたあげいもは、北海道のソウルフード。揚げたては、外はカリッと中はふわふわ、ジャガイモはホクホクですごくおいしいんです。でも、ジャガイモを丸々一個使っているので、1個でもかなりのボリュームです。それが1串に2個も刺さってる! ちょっと食べ過ぎな気もするけれど、せっかくの北海道、道の駅グルメの食べ走りをとことん楽しまなきゃですよね。


 <今回めぐった道の駅>

道の駅 メルヘンの丘女めまんべつ (http://www.marchen-hill.com/)
網走郡大空町女満別昭和96-1

道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠 (https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2502/)
網走郡美幌町字古梅

道の駅 摩周温泉 (https://www.masyuko.or.jp/michinoeki/)
川上郡弟子屈町湯の島3丁目5番5

※新型コロナウイルスの影響により、営業時間などの情報が変更されている場合がございます。お出かけの際は、出発前にお調べください。