アメフラっシのためにシンデレラになりたい!

幸運にも市川優月は「コ」だけのパートを回避。それどころか2サビ終わりの、かなりおいしいパートをゲットできた。正直、歌唱する部分ではなく、自由演技に近いパートである。

「アメフラっシが最後まで3人残っていたときに『なんとなく、ここ、ゆづっぽいよね』って話していたパートだったんですよ。みんな『このパート、ゆづならやらかしてくれるよね』って(笑)。正直『ザ・歌うところ』のパートじゃなくてよかったですけど、こうみえて、私、そんなに器用なほうじゃないんで、やらかしてくれるって期待されても困っちゃいますね(苦笑)。いや、本当に。もちろん、当日までにいろいろ考えますけどね!」

くじを引いた高城れにも「みんな自由にやってほしい」と独自のパフォーマンスを推奨してくれているので、ここはやりやすい。とはいえ、あくまでも『シンデレラ決定戦』だ。出場する以上はシンデレラの座を視野に入れない、と言ったらウソになるだろう。

「もちろん、そうなんですけど、そこはもう『市川優月がシンデレラになった』ではなくて『アメフラっシのためにシンデレラになりたい』って気持ちのほうが強いですだから私以外のメンバーがシンデレラになってもいいし、私がなったとしたら、それをアメフラっシに持ち帰りたい。ある意味、アメフラっシが全員でがんばる場だと思うんですよ、今回は。だって、横アリが終わったら、Zepp Hanedaでの単独ライブが待っているじゃないですか? 少しでも横アリのお客さんがZepp Hanedaに来てくれたらいいなって思うし、そうなるようなパフォーマンスをしなくちゃいけないなって

▲「アメフラっシのために」は昨年からすっかり市川優月の口癖になった

2月28日に開催されるZepp Hanedaでのライブ。

昨年11月に開催が発表されたときから「ホップステップZepp」を合言葉に、SNSでもカウントダウン企画などを続けているが、12月29日に開催された『アメフラっシ感謝祭2020』の第3部で行われた「がっつりライブ」が、まさに最高の「ホップ」となった(このライブについては、次回、鈴木萌花編で詳しく書きます!)。

それを受けて、まだアメフラっシのライブを見たことがない観客も多い横浜アリーナでのパフォーマンスを「ステップ」にしたい……そんな強い意志を市川優月の言葉から感じた。

「自分で言うのもなんなんですけど、この曲にはどういったメッセージがあるんだろう、と曲の中に入っていくので、その“表現力”には注目してもらいたいですアメフラっシって王道アイドルっぽくないアイドルだと思われているんだろうし、そういう部分に注目が集まりがちですけど、ぜひ横アリではパフォーマンスもしっかり見ていただきたいですね」

▲この写真のように常に高みを目指すアメフラっシはエネルギーに満ち溢れている