できたてのチャーシューは絶品
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こちらはタレ。濃口しょうゆ、みりん、砂糖、酒、ショウガ、ニンニク、ネギの青いところを入れて、ひと煮立ちさせたら完成。しょうゆの風味が飛んでしまうので、沸騰したらすぐに火を止めます。
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それと同時にゆで卵を作り始めます。お酢と塩を入れたら10分ほど、こちらもグツグツ。
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ゆで卵ができたら、すぐに氷水につけ殻をむいて、先ほど作ったばかりのタレとあわせます。40分後には煮卵が完成します。ジップロックで作ったのはタレを節約するためです。
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途中で取り出した豚ブロック肉も、ジップロックに入れてタレに漬け込みます。鍋に入れてタレで煮てもいいのですが、こうすると節約にもなるし、そのまま保存できるから私はこの方法を推奨しています。
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ダシを出し切り仕事を終えた煮干しは、食べるラー油に変身しました。これが絶品でね。こいつを食べるために、ラーメンを作りたくなるくらいだ。ダシをとったあとの煮干しの処理に困っていた方は、是非こちらを試していただきたい。このレシピは本に収録してます。
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スープとタレが完成したら、香味油を作りましょう。ラーメンが目の前に運ばれたときに、鼻をくすぐる美味しそうな香りの正体は、だいたい香味油の力によるもの。鶏皮とネギ、そしてニンニクをじっくり炒めて、油を取り出します。ネギ鶏油といった塩梅でしょうか。
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香味油の香りがキッチンを満たして、遠くで子どもたちのお腹がぐうと鳴る。調理の最中も酒が進みます。香りたつ油と、ときどきタレとスープを味見しながら、くいくいっと。ビールから酎ハイに切り替えたのは、お腹をいっぱいにしないためです。だって、このあとラーメンが待っているんですから。
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時間があれば、ダシをとった鶏ひき肉はショウガ、しょうゆ、砂糖をあわせて鶏そぼろにしましょう。つまみにはもちろん、保存が効くのでお弁当などに重宝しますが、やっぱり出来立てがうまいんだ。
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さて、宴もたけなわ。開始から1時間ほどたったところで、チャーシューと煮卵の味見をします。形が悪いのをいくつか選んで、小皿にとりわけてと。まずは煮卵から。うん。つかりはまだ浅いけど、血圧が高い私にはこれくらいがちょうどいい。ご飯に乗せたら、さぞかしうまいだろう。
レモンサワーを一口飲んで口の中をさっぱりさせたら、お次はチャーシューへ。いやだ、なにこれ、美味しい。ダシと一緒に煮てタレに漬け込むだけで、こんなにうまいチャーシューができるなんて知らなかった。
やばいなあ、酒が止まらない。ラーメンに辿り着くのかしら。東京タワーのふもとにあるビアガーデンで飲み過ぎて、タワーに登るのを諦めたことを思い出した。いかんいかん、ラーメンを完成させましょう。