ビジネスの「支持者」も積み上げていくことが大切

地道に貯めていって、信頼を失えば一気に失うという「信用」と同じ性質を持っているのが「支持者」です。ちなみに「ファン」というのはある日、突然増えたりしますが、支持者とは違います。YouTubeでいうと、チャンネル登録者の59万人が僕たち1GAMEのファンだといえるでしょう。

一方で支持者というのは、わざわざ有料のオンラインサロンなどに入ってくれるような人たち。お金を払ってまで僕たちに対して興味を持ってくれる人たちは支持者です。

▲ビジネスの「支持者」も積み上げていくことが大切 イメージ:USSIE / PIXTA

当然、チャンネル登録者数よりもかなり少ない数ではありますが、芸能人として好き、タレントとして好き、というレベルを超えて、僕たちをちゃんとバックアップしてくれています。

支持者は、こうした方々に加えて、仲間であったり、クライアントさんであったり、最終的には投資家さんであったりするわけですが、支持者の数もすべて積み上げで、信用と比例していくものです。

信用と支持者というのは地味ですが、大切なものです。また、頑張れば頑張るほど増えてはいきますが、頑張ろうと思わなければ増えません。

面白いことに、ファンというのは頑張らなくても急に増えたりしますので、そこは分けて考えなければダメ、というのが僕の考えです。なぜかというと、ファンと支持者をゴッチャにして同じだと考えると、勘違いしてしまう例も多々あるからです。

よくあるのが、チャンネル登録者が増えたりテレビにたくさん出るようになったタレントさんが、自分の信用まで増えたと思い込んで、商売を始めたらコケてしまうというようなパターン。ファンが多くても、必ずしも商売の信用は得ていなかったということです。

お笑いタレントが突然、不動産商売を始めたら「え、どういうこと?」と思われますよね。それは信用を積み上げていないからなんです。

▲ファンというのは頑張らなくても急に増えたりするが… イメージ:PIXTA

僕の場合は、ド派手メークで目立ったりしながらも、こうしたことは戦略であり、ビジネスとしてやっていることを公言していますから、違う商売にシフトするときにも、ちゃんとロジックがあるという信用を得ています。

人や仕事、お金、家庭に対して普段からルーズな人は、なかなか信用が貯まりません。何をやってもうまくいかないという人は、まずは「自分の行動」を見直して、多くの信用を蓄積できるよう、努力してみることをオススメします。