外で飲めない飲んべえのいじましさ
オリンピック、面白かったですね。アスリートたちの活躍には手放しで拍手を送りたいし、それを取り巻く有象無象も面白かった。個人的にはアホな政治家が、ひと様の金メダルを噛んだのが一番印象に残りました。
さて、今回も残念ながらお店には行けません。そんなわけで、あなたの毎日を楽しくする酒ライフハックお届けします。
オリンピックでマラソンを見ていたら、うらやましくなりました。それは、給水所があちこちにあるから。もちろん過酷な競技であることは承知のうえで、うらやましいなあと思ったんです。
喉が乾いたら、水が置いてある。そして私はひらめきました。
コンビニに行くとお酒のコーナーがありますよね。焼酎にワイン、日本酒。ありとあらゆる酒が揃っていて、横にはつまみも売っている。私はいつもその前を通ると興奮します。
その一角だけ、人通りが少ないのも、レンタルショップのアダルトコーナーに来てしまったような後ろめたさがあって、またいいんです。このコーナーの前でじっとしている人がいたら、それは欲望に忠実な人間です。
お手頃なウイスキーを購入した私は、その勢いでソフトドリンクコーナーに向かいます。そう、狙いは炭酸水。
最近はフレーバーもたくさんあるけど、一番シンプルなウイルキンソンにします。いろいろ飲み比べたけど、一番炭酸が強くて、うまいような気がするんですね。きっと気のせいなんでしょうけど。
コンビニで買ったのはこちら。トリスウイスキーと炭酸水。トリスは安くてうまい庶民の味方です。そして、炭酸水は1本だけ買います。
このふたつのアイテムをどうするかというと……このあとの展開は、きっと皆さんのご想像の通りです。
炭酸水に口をつけて少しだけ減らしたら、同量のウイスキーをそこに注ぎ入れます。これだと自分好みの濃さにできるからいいんです。
この日は、とても暑い日で35度を超えていたから、ごくごく飲みたいなと思って、薄めのハイボールにしようと思いました。そんなわけでウイスキーをちょろっと注ぎ入れます。
あっという間に自家製ハイボールができました。ざっと原価計算をしたところ、この魅力的な飲み物は1本100円以下だということがわかりました。
うだるような暑さのなか、たった100円で買えてしまう幸せ。もしかすると飲酒は、もっとも経済的なレジャーなのかもしれないと思いました(そんなことはありません)。