平日の昼間に酒を飲む贅沢
ただいま平日の昼間です。
私は椅子に座って酒を飲んでいます。窓の外ではみんなが働いていてね、ふと店内に目をやれば、酒がずらっと並んでいる。これは夢なんかじゃない。なんて贅沢な時間なんだろう。
ああ、決めた。生まれ変わったら、私は酒屋になります。そして、毎日、店の酒を飲むんだ。あっという間に潰れるんだろうな。
しかし、人間というのは不思議なもので。これだけたくさんの酒を目の前にすると、全部飲んでやろう、という気持ちは全く起きないんですね。
ここにあるたくさんの酒を全部楽しめるように、長生きしようと思った。若い頃だったら違ったんでしょうが、私も少し歳をとったのかもしれません。
スーパーで買ったちょっといいつまみに、いい酒。これってコロナ禍の私たちができる最高の贅沢ですよね。家で飲むのは味気ないという気持ちもわかるけど、楽しくなる工夫をしようと思いました。
「今回だけだよ」と念を押しつつ、こんな贅沢を味わせてくれた店主に感謝しつつ、私の家飲みの旅はまだまだ続くのでした。
ということで次回は、家の冷蔵庫を居酒屋みたいに改造しようと思います。
それではまた。