いまもりまなかインタビュー

終演後、7曲でのセンターをはじめ、11曲で大活躍したいまもりまなかに話を聞いた。

▲いまもりまなか

――お客さんを入れてのステージ初日を迎えることができましたが、どうでしたか?

まなか めちゃくちゃ楽しかったです。やっとのやっとでお客さんの前でできたので、すごくうれしくて。コロナでリモートレッスンが多かったので、みんなで一つの楽曲を完成させるのがギリギリになってしまったんですけど、集中してなんとかできました。

――楽しむ余裕があったんですね。

まなか そうですね。昨年末の配信公演のときは、お客さんが入ってなかったので、緊張のほうが強かったんですけど、今回は来てくださったお客様を笑顔にさせたい、楽しませたいって思ったので、楽しくできました。お客様一人一人が楽しんでいる様子もステージから見えて、うれしかったです。みんなで合わせる前に自主練をたくさんして、自分のできるところは一生懸命やっていました。その練習が自信になった部分もあると思います。

――今日は「ウェンディ・ソング」で主役のウェンディを務めたり、注目されるポジションだったと思うんですが、演目によって心がけることは変えていますか?

まなか そうですね。楽曲によってメンバーが違うので、まずはみんなで集まって、その曲で表現したいこと、大切にしたいことのテーマを決めるんです。今回はミュージカルのナンバーもあったんで、そこでは「私はウェンディ!」って自分に唱えかけてステージに立ちました。あと、ショウ一発目の「Welcome in the Mood」が「カモン、ベイビー!」って私の掛け声から始まるので、それはバシッとキメようと思いましたね。ありがたいことにセンターをいただく楽曲が多いので、そこはセンターの務めとして、みんなを引っ張りつつも「みんなで輝こう」って思ってやってました。

――始まる前に声をかけましたか?

まなか 注意することも細かく言ったんですが、それより「とにかく楽しもう!」ってことを言いました。

――今後の課題として感じたことはあったでしょうか。

まなか 今日は最後、メンバーがステージでお辞儀をしている頭の上に緞帳が下りてきちゃったりと(笑)、立ち位置がうまくできてなかったんで、そこはしっかりやらないといけないなと思いました。成功はしましたけど、もっとできるなって思ったので、もっと表現や表情を豊かにして、もっとうまく私たちの感情をお届けしたいなと思います。

――まなかさんがやってて楽しい曲、いちばんノレる曲はどれですか?

まなか どれも好きなんですけどね。うーん……(と悩む)。「ウェンディ・ソング」は“私”じゃないんですよね。私がやっているというよりはウェンディになりきってるので、ノるというか、その世界にいる感じになるんです。そういう意味では“まなか”としてノレる曲は「情熱フラミンゴ」かな。皆さまをシャングリラにお連れするつもりでやりきりました。振りもカッコ良くて、メンバーにも「この曲は、まなかじゃないと無理だよ」って言ってもらえてうれしかったし、それも含めてテンションが上がる曲ですね。

――ミモザーヌでの活動を続けていくにあたって、目標にしていることはありますか?

まなか 私はとにかくお客様に笑顔になって欲しくて。ミモザーヌを今日見れて良かった、また来よう、応援しようと思ってもらえることが一番のゴールですね。それがいろんな人に広がっていって、ゆくゆくは世界に私たちの表現を発信できるようになったらいいと思っています。

▲7曲でセンターを務めたいまもりまなか

力強くインタビューに答えてくれた彼女の表情に頼もしさを感じた。

帰り際、先日取材したともだりのあにも「今日の公演、点数をつけるとしたら?」と聞いてみると、彼女はちょっと考えて「100点満点中90点です」と満面の笑顔で答えてくれた。

「舞台からお客さんの顔が見えたんですけど、みんな手拍子してくれたり笑ってくれたりして、自分たちのやっていることがちゃんと届いているのがわかりました。自分も楽しくできたし、お客さんにも喜んでいただけたし、目標は達成できたかなと思います」と満足げだった。

今日感じた充足感と自信が、また明日、頑張れる力になるのだろう。ミモザーヌは始まったばかり。伸び代はまだまだ無限にある。

▲ともだりのあ、いまもりまなか