「3」がつく日は三太郎キャンペーン

――auの各媒体とも連携をしてキャンペーンをされていますよね。

中嶋 CMでもお馴染みだとは思いますが、auでは三太郎というキャラクターを使ってて「3がつく日はお得です」という取り組みをKDDI全体で行っています。毎月3日・13日・23日に関しては、auブックパスでも電子書籍のキャンペーンを仕掛けています。

――特典は毎回違うんですか?

中嶋 お客様が一番求めていらっしゃるのは「何%OFF」「何%還元」という具体的にお得になる部分ですが、目に留めていただて購入につなげるために、先着にしてみたり、使える下限金額を変えてみたりと、毎回工夫しています。

――三太郎の日って言われると、忘れないでログインできそうですね。さて、少し話は変わりますが、auブックパスさんで売れているジャンルはやはり「コミック」なのでしょうか?

寺内 そうですね。コミック全般が売り上げのメインではあります。特に、BLコミック・TLコミックは、女性が若干多いユーザー構成比も影響しているためか、その2ジャンルで施策などを打つと、比較的反響が高いです。

――女性ユーザーが多いということですが、年齢層はどうなっていますか?

寺内 30~40代が中心です。昔からauの携帯を使用してくださっているお客様がauブックパスを利用しているという割合が高いためです。ただし、年齢や携帯キャリアの縛りは関係なしにご利用いただけるようなストアを目指しています(auブックパスはau以外のお客様も利用できるためです)。

工具を買った人にDIYの本を薦めたい

――個人的に推したい本を教えてもらえますか?

寺内 コミックを中心に展開しているストアは、たくさんありますよね。同じく、auブックパスもコミックが売上のメインにはなっていますが、せっかく全ジャンルを揃えている総合書店なので、もっと幅広い書籍に触れていただきたいなと個人的には思っています。

実用書っていうのは、私個人の趣味なんですが(笑)。DIYの本や、新しい収納を作る本、車の改造をする本、料理本などが大好きなので。

――料理本も見られるんですか?

寺内 タサン志麻さん(『伝説の家政婦 沸騰ワード10レシピ』など)とか大好きですね。あんなに洒落たものは作れないですが(笑)。でも趣味って、みんな少なからず一つ二つあったりすると思うので、コミックだけでなく、実用書もぜひ読んでいただきたいなと思っています。実用書は、何かきっかけがないとなかなか読まれないと思うので、そのきっかけをうまく作りたいなと。

――今までも特集を組んでいただいているので、すでに作られている印象はありますが。

寺内 もっと増やしていきたいと思っていますし、できればシステム的な観点でもいろいろと実現したいなと考えています。せっかくauのサービスなので、例えばですが、auのECサイトでのこぎりや電動ドリルを買っているお客様に、DIYの本を勧めるなど。

――なるほど、ありがとうございます! では、最後に今後の展望をお聞かせいただけますか?

中嶋 「KDDIならでは」と考えると、先ほど出てきたECサイトとの連携や、映像・音楽のサービスもKDDIとして持っているので、その辺りを含め「エンタメ全体」として、お客様に楽しんでいただけるようなサービスにしていければと。

例えば、映像だったら「TELASA」、音楽だったら「うたパス」があります。どちらもサブスクのサービスと単品販売のサービスを組み合わせて展開しています。もっと具体的に言えば、『鬼滅の刃』なら、auブックパスが原作コミック、TELASAがアニメ、うたパスがLiSAさんの曲やライブ配信をするなど、トータルでお客様に楽しんでいただける仕組みを作れるのは我々の強みだと思うので、そのあたり、もっと力を入れていきたいです。

――本日はありがとうございました!