12月2日、東京・NEW PIER HALLで「M-1グランプリ2021」の準決勝が行われ、インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイの9組が決勝に進出した。
準決勝が配信でも見られる喜び
過去最大の6,017組がエントリーしたという今回の大会。毎年準決勝のMCを務める、はりけ~んずによる軽妙なトークがしっかり場を暖める。きちんと説明を織り交ぜながら、客席にリラックスして見るように促すのはさすが! これが漫才師にも観客にも、どれだけありがたいことか。
今年は、昨年まで2年連続であった全国でのライブビューイングがなく、会場外では、大阪でのパブリックビューイングと、翌日から発売される配信チケットでの鑑賞というスタイルに変わった。
個人的には、映画館で大勢の“同志”と見る雰囲気が好きだったので残念だが、(はりけ~んずの前田さんが、ライブビューイングのお客さんに向けて「俺が毎年プリキュアの映画見てる東武練馬のイオンの皆さん!」というお決まりの言葉も好きだった)そもそも初期M-1では、準決勝はプラチナチケットを獲得した人だけが見られるものだったのだ。「めちゃくちゃウケたのに落とされたらしい」みたいな風の噂がなくなって、可視化されるようになったのは良いことだと思う。
ネタの内容には触れられないが、さすが準決勝の狭き門をくぐり抜けてきた芸人たち。ワイルドカード枠で上がってきた滝音からラストのさや香まで、ダレることが1度もなく、ずっと全組がウケきった印象だった。