メーカーごとに大当たりしやすいと感じる“目安”とは⁉
注目を集めた4月4日の新装から3日目。『P大工の源さん超韋駄天BLACK』(SANYO)と『ぱちんこ仮面ライダー闇のライダーver.』(KYORAKU)のタイマンは、すでに決着していました。
ボクがホールについた午後4時半、1台も空いていない『超韋駄天BLACK』に対して、『闇のライダー』は10台に2人しかお客さんがいません。しかし、こんなときでもボクはパチンコを楽しむので、「カニ歩きし放題」とポジティブに捉えます。
そのホールでは、いつも中央の台がよく出ているのですが、その日は333回転で単発300発→191回転で放置されています。ボクはいつも適当に空き台に座っているわけではありません。『闇のライダー』はKYORAKUですが、KYORAKUの台で大当りしやすいと感じる「45」の倍数を、お座り一発の目安にしています。そんな台選びを30年近く続けているのです。
メーカーごとに大当たりしやすいと感じる“目安”があるのは、完全なる「統計学」と「経験則」からボクが独自に導き出したものです。2000年前後、全国のホールには『データロボ』と呼ばれる各台のデータをチェックできるマシンが、ホールのロビーや片隅に1台から3台設置されていました。端末タイプもあって、1台1億円(!)の高級ツールが流行したのは、まさに30兆円産業パチンコバブルの産物です。
今では、日本中のホールのデータがスマホから見られるようになって、「どこどこのメーカーは何回転で大当りをよくしてるなぁ」と、それぞれのクセというか、特色があることに気づいたのです。
完全確率を信じる方たちは、これを一方的に“オカルト”だと簡単に否定してしまうのですが、実際に当たっちゃうからパチンコは面白いのです。この目安のおかげで「小さく負けて大きく勝つ」を実践。ズルズル打ち続けるパチンコとはサヨナラをして20年以上が経ったわけです。
“釘いのち”“ボーダ派”一直線の方が、13時間ずっと同じ台を打ち続ける姿をよく見かけますが、逆に尊敬してしまいます。ハマっているパチンコ台のツマらなさは、皆さんもよくご存知だと思います。リーチがかかればまだマシなほうで、ずーっとリーチすらかからない台も珍しくありません。そんな絶対当たらないような台でも、顔色ひとつ変えず打ち続ける修行僧な方たちがいることに、ただただア然とするドンキホーテです。そんな皆さんの参考になればと『負けないパチンコ学~令和編』を開始したのです。