トラフグ釣りの予定が急遽アジ釣りに変更

アジ釣りといえば、船釣りのなかでは一番スタンダードで、初心者の釣りというイメージがあると思います。実際、小学校低学年のお子さんを連れた親子で乗船されている方や、学校や職場のグループで参加している方が多く、初心者でもチャレンジしやすい釣りであることは確かです。

まずは、魚のサイズがつかみやすく、扱いやすいのが良い。そして、一年中釣ることができて、全く釣れない……というリスクが低い魚なので、何匹かは持ち帰ることができるので、誰もが楽しめる。そして午前便、午後便と1日に2便の船が出ることが多く、ほかの釣りのように一日中ではなく、その半分の約3時間半程度、都合に合わせて船に乗れるのも気軽に参加しやすいのです。

しかし、船にいるのは初心者ばかりではありません。“アジ一筋〇十年”といった、アジ釣りだけを極めている達人も多く、アジ釣りほど奥の深い釣りは無いという人もいます。実際、初心者の釣果は5匹のところ、達人は100匹を超えているなんてことはよくある話。自分は全く釣れないのに、横でポンポンと釣りあげ、まるでマジックを見ているような状況になることもあります。

さて今回、私のアジ釣りは約1年ぶり。じつは春の時期の1カ月程度、東京湾で釣れるトラフグ釣りに初挑戦しようと予約を入れていたものの、すっかり釣れないモードに入ってしまったと船長から連絡が。釣れないのに頑張っても仕方ないので、トラフグは来年のお楽しみに! ということになり、急遽アジ釣りへと変更。

通常、アジ釣りの船に乗ったらアジだけを狙うのですが、その日は釣ったアジをエサにして泳がせて、ヒラメやハタなどの高級魚を狙ってもいいということで、竿も仕掛けもいくつか準備して挑むことになりました。

まぁアジは釣れるでしょ! 緊張感ゼロで出発!!

普段のアジ釣りは、相模湾ですることが多いのですが、今回は東京湾でのアジ釣り。すぐお隣の海域なので同じ道具を準備。針数も初心者は2本のところ、ベテラン勢が使う3本にして、ジャンジャン数を釣りつつ、そのアジを餌として泳がせてヒラメを釣る支度も。イメージはバッチリ、釣れる気しかしない気持ちで出航しました。

アジ釣りは、ビシカゴという、網目のあるオモリの付いたカゴに、コマセ(撒き餌)となるイワシのミンチを入れ、そのビシカゴの下に約2メートルの長さの仕掛けの針に、餌のイソメをつけます。海中でコマセを振ってまき、そのまいたコマセの中にうまく仕掛けの針を漂わせて、集まってきたアジを釣るのですが、魚の活性がいいとアジが自ら針にかかってくれて、まるで漁をしているかのごとく釣れることもあります。

▲ こちらがビシカゴ。この中にイワシのミンチを入れて、海中で撒き餌をする

ただ、適当にコマセをまいても魚が寄ってくるわけではなく、船長に指示された水深にきちんとまき、また、その水深でどのように潮が流れて仕掛けが漂っているのか想像して調整しなければならないのが、この釣りのポイント。そのあたりの経験は、ある程度積んできたので、今日はガンガン釣るぞ~! と意気込んで船長オススメポイントの、アクアラインの海ほたるの近くでスタート!