吉野 七宝実初めてのアジ餃子は期待を遥かに上回るおいしさ！
この日は釣果の20匹以上のアジと、ドチザメを持って実家へ。まずは大好物のなめろうにして、安定のおいしさを堪能しつつ、何か違う食べ方はないかと考えていたら、なめろうは餃子のタネに近いのでは!? と閃き、アジで餃子作りをすることに。まずはアジを水煮にして、柔らかくなった骨も一緒に細かく切ったキャベツと混ぜてタネを作り、皮に包んでいった。
アジは青魚で少しクセがあるけれど、豚肉のミンチも同じようにクセがある。方向性は同じだからか、焼き餃子にして食べたら、めちゃくちゃおいしい餃子になって感動。アジの香りがアクセントになって、魚料理の新たな使い方を発見した感じ。アジは高タンパク、低脂肪で低カロリーと最高の食材。現存するお肉のメニューは、案外すべて魚に置き換えられるのでは!? とも思える大発見になった。
肝心のドチザメは、お母さんと一緒に頑張ってさばいた。皮が硬くてなかなか剥がれず大苦戦。これまでの魚では見たことのない構造をしていて、皮をはがしても、その下にガーゼを被せているんじゃないかと思うような、糸のような謎の繊維がどんどん出てきたりして、ほかの魚とは全く違うサメの内部に驚くばかり。なんとかおろすことができて、煮つけとフライに。
さて、お楽しみの実食。煮つけはおいしく食べられたのですが、フライはアンモニア臭を感じてしまって残念な味わいに。釣ってすぐに血抜きをして内臓も抜いたのに、こんなにもニオイが残るなんて……。結論から言うと、ドチザメは無理して食べるほどのものではなかったというのが正直な感想。以前に食べた深海ザメはおいしかったのに、ちょっと残念な結果に終わりました。
今回食べたアジの餃子をきっかけに、肉を魚に置き換えて料理をすることにハマりそう。魚嫌いな人も気づかずに食べちゃいそうなおいしさだったので、当面は置き換え料理をやってみようと思います。そのためにも、またいろんな魚を釣らねばなりませんね(笑)。
