全国に「ドーミーイン」などを運営する共立メンテナンスが、2022年7月9日にグランドオープンする都市型リゾートホテル『ラビスタ東京ベイ』。ビジネスホテル「ドーミーイン」の熱心なファンやリピーターである“ドミニスタ”でもあるライターが、都心にありながら水と空が見晴らせるという『ラビスタ東京ベイ』のプレオープンに潜入し、レポートを行いました!

ワーケーションにも最適『ラビスタ東京ベイ』

今年3月の蔓延防止法全面解除から5月22日まで敷かれたリバウンド警戒期間が終了したことで、およそ2年に及ぶ「ウィズコロナ」の生活も新しいフェイズに入った。

まったく元通りとはいかないまでも、徐々に外食や旅行を再開している人も多いことだろう。かくいう私も、最近になってようやく、出張以外の私的な旅行をしてもいいかなという気になってきた。とは言え、いきなり海外に行くにはまだ不安もあるし、まずは国内旅行から、もっと言えば“リハビリ”も兼ねて近場から……ということで、都内のホテルでバカンスの感覚を思い出してみることにした。

週末ながら、かなりの量の仕事を抱えていたこともあって、あわよくば隙間時間に仕事もしてしまおう、という算段。いわゆる「ワーケーション(=リゾート地でテレワークを行ないながら同時に余暇も楽しむこと)」と洒落込んだわけである。

向かったのは、豊洲に新しくできたホテル『ラビスタ東京ベイ』。ゆりかもめ「市場前」駅から徒歩2分。エントランスをくぐると漂ってくる、欧米のホテルのような香りに気分が高揚する。ロビーに置いてあるすっきりとしたデザインのソファやテーブルをはじめ、シンプルで温かみがありつつも、近未来的な雰囲気を感じさせるインテリアは、洗練された都会のホテルという感じだ。

フロントでルームキーをもらい、ワクワクしながら居室に入ってみる。シングルルームにしてはかなり余裕のある広さで、ベッドはゆったりとしたダブルだ。

早速しつらえをチェック。

トイレとシャワールームは別になっており、洗面台は居室側に独立して設置されている。グレードの高いホテルでも、水回りに置かれているコップはプラスティックのことが多いが、ここのコップはなんと木製だ。口当たりがよくて、しかも軽い。素晴らしい。

洗面台周りに備え付けのアメニティは歯ブラシのみで、コットン・ヘアゴム・綿棒・ヘアブラシなどは、ロビーに設置されているアメニティBOXから必要に応じて取る方式。ムダがなくてとても良い。

デスクは窓際に配置されているので、明るいうちなら自然光で仕事ができる。ホテルの部屋は調光が暗めに設定されているところが多いが、ラビスタの場合は大きな窓から注ぎ込む明るい光で、気分良く仕事に集中できる。窓を開けると、海辺ならではの潮風が香ってくるのも素敵だ。遠くには湾岸線の美しいカーブも見える。

 

デスクには小物を置く小さなトレイがあって、指輪や時計をまとめて置いておくことができる。居室ではリラックスするため、まず身に着けているものを外す人が多いと思うのだが、そんな人間の行動様式を知り尽くした細やかな配慮、さすがである。

 

また、個人的にうれしかったのは、部屋に備え付けてあるコーヒーカップが光洋陶器製のものだったこと。シンプルで温かみのある北欧テイストのカップは、とてもスタイリッシュ。あまりにもカワイイので、思わずインスタに上げてしまいました(笑)。