ボクにも一日中、同じ台で粘っている時代があった

とにかくボクは同じホールにずっといません。同じ機種や同じホールばかり打たないで、チョコッとおいしいところだけ打っています。ボーダー派の方の回転率や時間効率などを一切無視した立ち回りにこそ秘密があります。また、「あの人いつも出してるなぁ」という印象を持たれないように努力しています。だから、出しても一瞬でホールから消えますし、まったく目立ちません。

しかし、ドンキホーテも30年近く前は違いました。まだパチンコを覚えたての頃で、ひとつのホールで常連さんたちと朝イチから和気あいあい。食事休憩も一緒に取ったり、ハンドルをアースしたまま放ったらかしで、手放しで台を眺めながらおしゃべりに明け暮れるという、おとぎ話みたいな毎日を過ごしたこともありました。

そんな1990年代中盤、CR機登場からパチンコ業界は大きく変化します。それまでの現金連チャン機時代の暗い印象とは打って変わり、ホールは次々にリッチな外見や内装に変化していきました。それにあわせて、ボクのようにそれまでパチンコをやったことがない方たちも、友人に誘われて足を運ぶようになりました。新しいホールが次々にOPENして、その新規グランドOPENのお祭り騒ぎに乗せられて、パチンコホールへと、次々に集まった時代です。

現在進行形のスロットファンの中心である20代から30代の方たちは、この頃を知りません。4号機末~5号機のスロットバブルに踊った世代であり、スロットの設定にすべてを賭けてきた世代なのです。それゆえに、設定のないパチンコに戸惑って手を出せずにいる方も多かったはずです。

しかし、『P新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜』(Bisty)や『P Re:ゼロから始める異世界生活』(大都技研)に『PF 機動戦士ガンダムユニコーン』(SANKYO)のような面白いパチンコに出会って、しかもスロットより勝てる印象も出てきたことで、スロットとパチンコの“二刀流”も珍しくなくなってきました。 

来週7月18日から全国のホールに登場する『Pスーパー海物語 IN 沖縄5 夜桜超旋風』(SANKYO)のように、パチンコのハイスペック・ハイスピードマシンに、スロットファンもざわついてきました。せっかく当たっても単発で300か400発で終了という台が多いなかで、なんと100%RUSHに入って、しかも90%継続のRUSHが、どのくらい続いてくれるのか要注目で、ひとつ上をいくRUSHの世界に期待が集まるばかりです。

〇ガンダムユニコーンのコンボ気持ちよすぎだろ|1GAMEいきなりヨースケ#92【パチンコ】