風の時代にこんにちは!風野又二朗です!
11月も終わりに近づいてきました。いよいよ、今年も終わりかあと、あっという間でびっくりするんですけど。今年もやり残した事がないように、大切に1日1日を過ごしていきたいですよね。
今日は、風野が今まで誰にも話した事のなかった、コンプレックス、悩みについて、お話したいと思います。これが、何故、話せるようになったかというと、先日、もしかしたら解決したかもしれないという体感があって、まあ、解決する話でもないかもしれないんですが、聞いてください。
もしかしたら、同じような悩みの方もいるかもしれないと思って、話します。
実は、風野又二朗、大人数の場所がとても苦手なんですよね。もう少し具体的に書くと、大人数がいて、狭い場所、そして自由に動けない場所が苦手なんです。
そう、つまり、劇場や映画館がとても苦手なんですよ。
これ実は、結構大変なんですよね。だって、この仕事をやっていく上で映画鑑賞や演劇鑑賞というのは、必ずついて回るので。そこが苦手というのは、かなり大変なんですよ。
苦手というのは、どうなるのかというと。
最初の数分でソワソワしてくる。そして次第に、ドキドキしてきて、すごーくトイレに行きたくなるんです。
なんだ、そんな事かと思われるかもしれないんですけど。このトイレに行きたくなるという事が起こると、隣の席の方に気を使わないといけないじゃないですか。すいません(小声)と言いながら席を移動しなきゃいけないじゃないですか。あれが本当に嫌なんです。申し訳ないし。
きっかけはいつだったですかねぇ。20歳ぐらいから始まったと思うんですが、とにかく、観劇の途中でトイレに行きたくなる、ソワソワするが始まってしまったんですよ。
最初の方は、色々試したんです。例えば、直前にトイレに行くとか。朝から水分量を抑えるとか。逆に、観劇中に飴を舐めて見るとか。とにかく、あらゆる事をやってみたんですが、どうにも解決の糸口が見つからず。ここ近年は、
開始数分でトイレの事を考え始める
ようになってしまったんです。これめっちゃ問題ですよね?だって、開始数分は物語の説明や導入、まずは集中して見なきゃいけないところですし。
そして、30分ぐらい経つと、トイレ行きたいかもなあってなって、1時間後くらいには完全にトイレに行きたい、どうしようってなってしまうんです。
上演時間が長い演劇ですと、逆に1時間ぐらいで休憩が入るんですよ。だから、ちょうどトイレに行きたい、行きたい!となっている時に暗転して休憩になるんでホッとするんですけどね。
ただ、映画とか2時間ぐらいで終わる演劇は、休憩が無いじゃないですか。これが、結構しんどいんですよね。というより、何かを見ながらトイレのことばかり考えてしまうんだったら、もはやそれ、作品をちゃんと見れてないじゃないですか。
映画のように、事前に自分で座席が決められる場合はもちろん通路側を取りますけど、演劇や舞台はそういう訳にいかないというか。ど真ん中の席だったりすると、もう、始まる前からソワソワしちゃうんですよ。
通路側だと安心して、トイレに行きたくならないかといえば、そうでもなくて。一番最新のスパイダーマンでその事件は起きたんですけど。通路側を取って、朝から水分を抑えて、万全の状態でそ映画館に入ったんですね。
もうすごく、楽しくて、ワクワクして。すっげー!!!ってなって、これは映画館に見にきて良かったわ!!!って最高に盛り上がったところで、トイレに行きたくなったんですよ。いやマジかよって。こんなに楽しい気持ちなのにって。でも、通路側とはいえ、他のお客様に迷惑かけないように、一番アクションが激しくなったところでトイレに行きました。そこなら、音も爆音だしいいかなと思って。そして急いで用を済ませて、席に戻ったらですね
メイおばさんが息絶えてました
いやいやいや。ちょっと待ってよ。めちゃくちゃ大切なところ見逃してるやん。しかも、帰ってきたタイミング、めっちゃシーンとしてて、一番いいところで入ってきちゃったし。本当に落ち込みました。
それでも、映画も演劇も好きなので、行ってはいたんですけど。常に自分のトイレに怯えていたんですが。先日、友人の舞台に誘われて、観劇に行ったんです。そこまで劇場の大きさは広くなく、小劇場のようなところだったので、友人に、可能であれば通路側をお願いしました。
到着して、席を確認して、びっくりしたんですけど、最前列だったんですよ。
最前列で観劇したことありますか?風野は初めてだったんですが、これやばいじゃーん!こんな席からトイレに行きたくなったら終わりだ!と思って、友人よ!通路側って言ったじゃん!ってなったんですが。
なんと、まったく、トイレに行きたくなかった。トイレのこと1度も考えなかったんですよ!これ、内容が面白かったからじゃないの?という事も考えたのですが、いや、スパイダーマンでもトイレに行った男だぜ!って話なんで、内容とかではないんです。
たぶんね、僕と演劇の間に他人がいなかったから。だと思うんですね。
以前までのように、最前席以外で見た時は、誰かの後頭部が必ず視界のどこかに入りますし、他者の存在が自分の中に生まれて、トイレに行くことで迷惑をかけたくないという気持ちになっていたんですね。
つまり、最前席に座ることで、他者の存在が消えた、そこには、風野と物語だけが存在していたんですよ。そして、トイレが消えた。頭の中から、トイレが消えたんです。
たくさん向き合ってきて、分かったことなんですが、風野トイレ問題は、物語と自分を直線的に結んで、その間には何も入れないことで解決しました。
不思議なことに、それ以降、どんな映画館でも劇場でも、そこに意識を向けた結果、トイレが頭から消えました。長年、悩まされ続けた、風野トイレ問題が解決し、新たな世界に入りました。
風野2.0です。
もし、同じような悩みの方がいれば、ぜひ、実験してみてください。参考になったら嬉しいです!!
それでは、又、風の吹く日に。