漫画を描くことが「癒し」になっている

――絵を描く環境についてお伺いしたいのですが、普段どんな機材を使われていますか?

ジャスティン あんまりこだわりがないので、iPadとiPadペンシルで、無料のお絵かきアプリを使って描いてます。本当になんでもいいので(笑)。

▲ジャスティンさんの作業風景

――そうなんですか(笑)。ご自宅で描かれるんでしょうか?

ジャスティン 自宅で描くこともありますし、カフェに出かけて描くこともあります。iPadはどこにでも持ってけるので。

――外で描かれたりもするんですね。時間帯は決まってますか?

ジャスティン 特に決まってないですが、朝のほうがよく頭が動くなとは思いますね。漫画のネタを思いつくタイミングは神出鬼没なので、思いついたらすぐにスマホにメモを残すようにしてます。

――気になったのですが、音楽のことを考える脳と漫画のことを考える脳って同じなんですか?

ジャスティン あっ、それは全く違うと思います。

――どちらかが癒しになっていたり?

ジャスティン まさにそれです。音楽が「仕事」で、漫画が「癒し」ですね。漫画を描いてるときは“なにこのキーウィ、ウケる(笑)”とか自分で思いながら描いてますね。自分で笑えたら世に出すって感じですね。

――あれは癒しからできてる作品だったんですね。ジャスティンさんの漫画のポジティブさはそこにあったんですね。

ジャスティン そう言ってもらえるのはすごくうれしいです。Twitterのタイムラインって、どうしてもネガティブなことが多く目に入ってしまうことがあるので……、このネガティブな海を少しでも薄めることができたらいいな、と思って投稿してます。

――あのキーウィは「差し水」だったんですね(笑)。

ジャスティン はい(笑)。ですから、「怒りツイート」や「病みツイート」はしないようにしてます。全く知らない人が自分のタイムラインを見たらどう思うだろう? と考えるようにしています。病んだり怒ったりしてるツイートは楽しくないですから。自分が好きなことや、楽しいことだけを出すようにしてます。

殺伐としたTLを薄めるキーウィ イラスト:オカリナ講師のジャスティン

――たしかに、好きなことの話をしてる人のところに集まりたいです。