妻のひと言である思い出がよみがえる
先日、新生森保ジャパンの初陣となるウルグアイ戦、コロンビア戦が開催されました。
〇【ハイライト】日本代表vsウルグアイ代表|2023 3.24 国立競技場 キリンチャレンジカップ2023
〇【ハイライト】日本代表vsコロンビア代表|2023 3.28 ヨドコウ桜スタジアム キリンチャレンジカップ2023
以前にも書きましたが、僕はライブがあったり、赤ちゃんがいることもあり、家族でテレビ観戦となりました。
久しぶりに代表戦で声出し応援が解禁され、三笘薫選手がボールを持つたびにあがる黄色い歓声に、隣で見ていた妻が
「なんかジャニーズを見ているみたいな歓声だね……」
と、言ったことに対して
「ついに君も代表戦の感想でそれが最初に来るようになったか。育ったな」
と懐かしいような気持ちになりました。
上記の感想は、Jリーグを熱心に見るサポーターが代表戦を見に行くとまず起こる現象で、コロナ禍で失われたもののひとつでした。
ある程度の興味がないと足を運びづらいJリーグと、お祭り気分で見に行きやすい代表戦では空気が全く違うのです。そして、もちろんそれはとてもいいことだと思うのです。
しかし、妻はサッカーファン歴7年。ついでに言うと90%以上が浦和レッズ戦と言うことで、この代表のアイドル人気のようなものに免疫がないのです。
僕が妻を代表戦に連れて行ったのは、コロナ禍のW杯予選オーストラリア戦という、割と切迫した状況だったことも彼女にとって
「これが代表戦の空気か……」
という先入観を与えてしまったかもしれません。
しかし、本来、代表戦とはライト層のサッカーファンが多く訪れ、イベントとしてワイワイ楽しむものなのです。
ちなみに、サポーター歴がもうちょっと厚くなってくると
「このなかからコアサポーターが生まれてくるから見守ろうじゃないか」という境地に至ります。
「ニワカがよ」とか言ってるサポーターはマウント取るのをやめましょう。
「詳しい」と「偉い」は断じてイコールではありません。
その点、うちの嫁は、W杯後に軽くサッカーの話を振ってきた友人に「谷口(彰悟)が好きなら、マリノスの上島(拓巳)も絶対見てほしい! 鹿島の荒木(遼太郎)くんもかっこいいよ! 渋めが好きなら家長(昭博)も……」と歩み寄りつつ、Jリーグ沼に引き込むトークをしていたので、ネクストステージに辿り着くのも時間の問題かと思われます。
「ニワカがよ」
なんて言わない妻でよかったです。
と、言うわけで本日のコラムは、僕が若い女子サポに
「ニワカがよ!!」
と叫んだ話。
めちゃくちゃ質悪いサポーターじゃん……。
いやでも違うんですよ……聞いてくださいよ……。