立川談志と飲んだ忘れられない札幌の夜

――談志師匠がすごく好きで、公演をよく見に行ってたんです。談志師匠のお客さんって若い人ばかりではなくて、おじさんおばさんとかもいらっしゃるじゃないですか。談志師匠の会にテツandトモさんが出るときは「こいつらはすごく良くて〜」って、お二人のことをすごく丁寧にお客さんに説明されてたんですよね。談志師匠がすごく信頼しているのがよくわかりました。

トモ 恐れ多かったですけどね、我々はすごく尊敬していたので。

――敬意を持って接してるっていうのが、お客さんにもわかるような感じでした。

テツ ちなみに、インタビュアーさんはどこで見られたんですか?

――北海道出身なんですけど、そこで見ました。

トモ え! 『談志と愉快な仲間たち』。すごい! あれ見てたんですね。

テツ 今、寒イボ立ってますよ、感動して。

トモ あの日は僕らも思い出深くて、舞台でいきなり許可なく談志師匠のモノマネをしたんですよ(笑)。そしたらネタが終わったあと、談志師匠がいきなりドア開けて楽屋に入ってこられて、”怒られる!”って思ったら「あれ……やり続けていいですよ」って(笑)。

テツ 公認していただいたっていう(笑)。

トモ 笑顔で仰られたので、とてもうれしかったです。

――今日のインタビューで、トモさんは談志師匠と所作が似てきてるなって思っていました(笑)。

トモ そうですか。真似してるわけではないんですけどね(笑)。でも、20年以上前の札幌公演『談志と愉快な仲間たち』を見てくださっていたとはご縁ですね。

テツ そうですね、あれを見てくださってるってすごいですね、本当に。

トモ あのとき、松村(邦洋)さんも出演されてましたね。

――いらっしゃいました、すごく緊張されていたように見えました。

テツ ああ、そうだそうだ。

トモ あの日の夜、談志師匠にホテルの部屋で飲もうと誘っていただいたんです。他には毒蝮三太夫さんとミッキー・カーチスさんもいらっしゃってました。ふざけているのか本気なのか、頭を叩きあって「てめえ、ふざけんなこの野郎!」とか、金を貸せとか貸さないとか(笑)。それを息子さんはずっとビデオに撮ってました。朝の3時くらいまで宴は続きました。

テツ 僕たち、芸能界まだ全然わかんなかったからね。

――よく考えたら、まだ2~3年くらいですよね。

トモ そうそう。通帳にいくら入ってるとか、毒蝮さんが「談志の家は通帳がそこらへんに転がってる」とか、すごい話ばかりされてて。

テツ もうこれはね、ここでは言えないぐらいの話がたくさん。残っちゃうとまずい話が(笑)。

――貴重な話ですね(笑)。

トモ 楽しかったよね。

テツ めちゃくちゃ楽しかった。

トモ 何度も飲みに連れていってもらいましたが、僕たちにも気遣ってくださるんです。師匠方だけで話されていたときなど「わからない話かもしれないけど、自分の中に引っ掛かったことだけを残しておきなさい」って。飲む前に、その日は22時には帰らなければいけないとお伝えすると「もう21時45分だけど大丈夫か」などと時間を気にしてくださいました。

テツ 僕たちの心配をしてくれる。

トモ 優しい師匠に大変お世話になりました。

≫≫≫ 明日の後編に続く


〇【MV】テツandトモ / 愛しい人よ
テツandトモ「愛しい人よ」
あの赤色のジャージ!青色のジャージ!
ご存じ テツandトモ が久々に 真剣(マジ)で歌います!
テイチクレコード移籍シングル!

作詞:渡辺なつみ / 作曲:大谷明裕 / 編曲:矢野立美
TECA-22063

商品概要はコチラ→https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/tetsu-and-tomo/discography/TECA-22063.html

テイチクオンラインショップはコチラ→https://teichiku-shop.com/products/detail/TES00021A9

各音楽配信サービス一覧はコチラ→https://tetsu-and-tomo.lnk.to/oh-my-love
プロフィール
 
テツandトモ
左・中本 哲也(なかもとてつや) / 右・石澤 智幸(いしざわともゆき)
生年月日   1970年5月9日 / 1970年5月10日
出身       滋賀県 / 山形県
血液型    A型 / B型

Twitter:@tetsu__and_tomo、YouTube:テツandトモチャンネル