開幕直後の4月は負け越しをして苦しいスタートとなった読売巨人軍。

5月は交流戦前までに5連勝を含む13勝11敗と2つの勝ち越し。開幕直後と比較すると、調子は上向いているように見える。

ただ、勢いに乗り切りたいところで、首位を走る阪神に3タテを食らうなど、厳しい状況には変わりない。

6月に入り交流戦も行われているが、巨人が上位を目指すために必要となることをみていこう。

若手野手陣では秋広優人が台頭を見せる

現在、野手陣はリーグトップクラスの成績を残している。

現時点で、4番の岡本和真が本塁打ランキングでトップとなる13本(6/5終了時点)を放っており、チームで見ても60本塁打はダントツ1位だ。

そのなかで、今シーズンは高卒3年目の秋広優人が一気に台頭し、今ではクリーンアップを任されるほどにまでなっている。

秋広の特徴としては、入団時から注目されていた身長2mという身体の大きさと豪快な打撃力だ。

球団側が松井秀喜氏が背負っていた背番号55を渡していることからも、非常に大きな期待を寄せていることがわかる。

そんな秋広の月間成績は下記のとおり。(6/5終了時点)

4月:打率.421  1本塁打  4打点  OPS1.184
5月:打率.307  3本塁打  12打点  OPS.795
6月:打率.467  0本塁打   1打点  OPS1.033

この成績を見ても、高卒3年目とは思えない活躍を見せている。

今シーズン、開幕前の巨人は丸佳浩や大城卓三以外の左打者の長打力不足に悩まされていた。その点も、いまは秋広がカバーしていると言っても過言ではない。

また、打撃面はもちろんのこと、守備面でも一塁手から外野手(左翼手・右翼手)を守っており、チームの事情にも応えている。

守備がうまいというわけではないが、内外野を守ることにより、チームの選手起用にバリエーションをもたらしている点は大きい。

秋広に関しては、岡本和真に並ぶスラッガータイプの選手として期待していきたいところだ。

その他の若手野手を見ると、中山礼都は4月から一軍に帯同。出場した試合ではヒットを打つなど結果を残している。

高校時代のチームメイトであり、今年のWBCの代表に選出された髙橋宏斗(中日)との対戦は、打率.375を記録している。

また、守備面ではドラフト4位ルーキー・門脇誠の貢献度が高い。

これまでの試合を見ても、遊撃手はもちろんのこと、三塁手としても好プレーを見せている。

打撃が一軍でも通用するレベルに達することができれば、面白い選手になりそうだ。