大谷翔平はMLBで初のタイトル獲得なるか?
2023WBCでMVPに輝いた大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)は、今シーズンも二刀流として投打で活躍。現在は投手として奪三振数、打者として本塁打数でタイトル争いを繰り広げている。
ピッチング面で振り返ると、開幕から1ヶ月はサイ・ヤング賞も夢ではない成績を残していた。
しかし、5月に入ってからは得意球としていたスイーパーが打たれはじめる。そこから配球も徐々に変えつつあるようだ。
5月、6月の大谷は、苦しいピッチングが続いているが、ポテンシャルを考えると今後のキャリアでサイ・ヤング賞を狙えるだろう。
現状は奪三振数ランキングで2位につけているだけに、投手としての個人タイトル獲得にも注目だ。
続く打撃面では、日本時間13日の試合で1試合2ホーマーを放ち、アメリカンリーグトップとなる20本塁打に到達した。
これで、3年連続20本塁打を記録し、本塁打数でトップを走っていたアーロン・ジャッジを追い抜く形で、アメリカン・リーグ本塁打ランキング1位になった。(日本時間6月13日時点)
OHTANI AGAIN! pic.twitter.com/kJ3cjRd09U
— MLB (@MLB) June 13, 2023
打撃面では、2021年のシーズンと同様に本塁打王争いを繰り広げている。
2年ぶりの40本塁打を記録するペースだが、その年は後半戦に失速した形でタイトルを逃した。ただ、その年も6月に大きく調子を上げていき、月間で13本塁打を記録している。
2021年・2022年・2023年の月間成績は下記になる。
◆2021年
4月:打率.283 8本 19打点 OPS.972
5月:打率.245 7本 21打点 OPS.882
6月:打率.309 13本 23打点 OPS1.312
7月:打率.282 9本 19打点 OPS1.067
8月:打率.202 5本 8打点 OPS.749
9月、10月:打率.231 4本 10打点 OPS.852
4月:打率.283 8本 19打点 OPS.972
5月:打率.245 7本 21打点 OPS.882
6月:打率.309 13本 23打点 OPS1.312
7月:打率.282 9本 19打点 OPS1.067
8月:打率.202 5本 8打点 OPS.749
9月、10月:打率.231 4本 10打点 OPS.852
◆2022年
4月:打率.247 4本 11打点 OPS.722
5月:打率.250 7本 21打点 OPS.858
6月:打率.298 6本 17打点 OPS.972
7月:打率.224 5本 13打点 OPS.818
8月:打率.317 8本 20打点 OPS1.040
9月、10月:打率.291 4本 13打点 OPS.820
4月:打率.247 4本 11打点 OPS.722
5月:打率.250 7本 21打点 OPS.858
6月:打率.298 6本 17打点 OPS.972
7月:打率.224 5本 13打点 OPS.818
8月:打率.317 8本 20打点 OPS1.040
9月、10月:打率.291 4本 13打点 OPS.820
◆2023年
3月:打率.333 0本 0打点 OPS.833
4月:打率.291 6本 17打点 OPS.869
5月:打率.233 7本 27打点 OPS.820
6月:打率.400 7本 12打点 OPS1.327
(日本時間6月13日時点)
3月:打率.333 0本 0打点 OPS.833
4月:打率.291 6本 17打点 OPS.869
5月:打率.233 7本 27打点 OPS.820
6月:打率.400 7本 12打点 OPS1.327
(日本時間6月13日時点)
この成績を見ると、6月は好調な時期なのがわかる。
また、昨シーズンのように7月や9月、10月に成績を残せれば、タイトルを獲得する可能性はさらに高まるだろう。