課題と向き合うための「ミモザーヌノート」

――いまもりさんは団長に就任して約1年半が経ちましたが、今のミモザーヌをどのように見ていますか?

いまもり 団長になったときは本当にどうしていいのかわからなくて、前団長だった(きくた)まことちゃんならどう引っ張るのかを考えていたんですけど、私は絶対に彼女と同じようにはできないと思ったので、自分らしい団長像を作り上げることを意識しました。

私の中では、みんなが一緒になってレベルアップできるチームになったらいいな、という思いがあるので、自分のことはちゃんとやるし、時には厳しいことも言うんですけど、みんなは私についてきてくれるだけではなく、新しい意見もくれるので、今のミモザーヌには“チーム感がすごくあるな”と感じています。

▲いまもりまなか、ちばひなの

――昨年の夏冬の定期公演を経て、団や個人として浮かび上がってきた課題や成長はありましたか?

いまもり 成長した点で言うと、自分の新しい見せ方を得られたなと思っています。例えば、昨年はフラメンコで男性役をやったんですけど、今まで男性役をどう演じるのかを考えたことがなかったので、どう見せたら男性ぽく見えるのか、どうしたら男らしい強さが出せるのかというのを研究しました。

あとは、「夜来香(イエライシャン)」といいう中国語の楽曲があるんですけど、その曲で初めて中国語に触れたんです。中国語は日本語と比べて舌の使い方が全然違うので、習得するのにすごく時間がかかってしまって大変だったんですけど、いろんなことに挑戦させてもらったおかげで、また新しい自分の魅力が見つかりました。

すずき 昨年は、表現のなかでテーマに合った自分の色を出す、ということを自分の課題にしていたのですが、今年はそこを意識的に取り組むことによって、1つ1つの楽曲に深く自分が入って染まっていく感覚を得られたので、これからは“どう自分が見られたいのか”を意識して練習していきたいです。

たかや 去年の公演で「Take the 'A' Train」というジャズの楽曲があったんですけど、そこで初めてジャズを歌うことになったんです。それまで全くジャズを聴いてこなかったので、言い回しが難しくてリズムにハマりきれてないことも多くて……。それをメンバーのみんなと一緒に話し合いながら作り上げていきました。そこで見つかった課題は、まだ自分は曲に染まることができていないこと。今後は女性らしい曲やかっこいい曲など、いろいろな楽曲に染まれるようにしたいです。

――普段から皆さんで話し合うことは多いんですか?

たかや そうですね。毎回、楽曲のテーマを決めて、1人1人の役やキャラクターをみんなで考える意見交流会みたいなことをしています。

――素晴らしいですね。皆さんしっかりと自分の課題を向き合われていて驚きました。

すずき みんなミモザーヌのノートを必ず1冊は持っているので、そこでちゃんと向き合える機会があるのが大きいんじゃないのかなと思います。

いまもり それは大きいよね。

▲すずきゆい

――夏公演『~魅惑のバラエティショウ~ Summer Collection 2023』が8月からスタートします。昨年とはまた違うテーマの公演となっていますね。

ちば 今年の夏公演は2幕で構成されていて、“良い子”を演じるも、密かに“悪い子”に憧れる1人の少女の成長が描かれています。このお話を聞いたときに、“良いことと悪いことの価値観って人によって異なるものなんだ”というのを強く感じて、見てる側もすごく考えさせられる内容になっているんじゃないかなと思います。

すずき 魅惑のバラエティショウということで、お客さんにはぜひ楽しんでもらいたいです。ライブとはまた違った楽しみ方をしてほしいですし、私たちもその楽しみ方をどう提供できるかが今回の鍵だと思っているので、これから作り上げていきたいなと思っています。