本当に心臓が止まるかと思った「H旅館」

――3冊目となる『読むゾゾゾ特別編 捨てられた心霊写真』が出版されましたが、落合さんの感想やお気に入りのエピソードを教えてもらえますか?

落合:今回の本は、サブタイトルに「捨てられた心霊写真」って入っていますけど、この回は「ゾゾゾ」のなかでも、すごく人気があるんですよね。

〇【閲覧注意】拾ったら死ぬ…心霊スポットに捨てられた噂の写真を追え!謎の一軒家を巡る恐怖の全記録

今回の『読むゾゾゾ』では、初めて僕視点ではなく、皆口視点で物語が進んでいくので、そこは個人的にも見どころポイントでした。僕も一部の撮影にしか参加していなくて、全貌を知らなかったので「(皆口くんが)こう思いながら撮影していたんだ!」ってことが本を読むとわかって、個人的には“点と点がつながる”感覚があったというか……。なので、この皆口視点で語られた「捨てられた心霊写真」は必読かと。

あと、おすすめといえば、H旅館。この回、個人的には死ぬほど怖かったんですよ! でも、動画では「セカンドシーズン人気投票BEST20大発表スペシャル」のあいだに挟む“おまけ”みたいな感じで編集されていて……。あんまり皆さんに怖さが伝わってないんじゃないかと思うんですけど。

▲今まで巡った心霊スポットを振り返る

本ではその怖さや緊迫感がリアルに活字になっているので、皆さんには真面目に本を読んでもらって、僕が本当に怖かったということを、ぜひ、わかってもらいたい(笑)。ガチで怖かったんで……。砂嵐が突然流れたときは、本当に心臓が止まるかと思いましたし。今考えても、マジで無理(笑)。そんな、僕の壊れそうな心と「やりきらねば!」という気持ちが揺れ動く様子を、ぜひ感じとってもらいたいですね。

10000字座談会で明かされた謎エピソード

――今回の本にはゾゾゾメンバー「10000字座談会」も掲載されています。落合さん的に、どなたかの話で意外なエピソードなどはありましたか?

落合:山本さんがみんなにあだ名をつけている、というエピソードがあるんですけど、あの話を聞いているときはずっと「???」という感じでした(笑)。「この人はいったい何を言っているんだろう?」と。

僕のことは「おちゅあい氏」と呼んでいるらしいんですけど、そのあだ名を本人の前では言わないって言うし、本当に不思議な人だな、と思いましたね……。

――5年で仲良くなったというお話もありましたが、“仲良しエピソード”があれば、教えてください!

落合:スペシャル回になって遠方に行くことが多いので、撮影時以外は、まさに修学旅行のような感じです。日程表とかも簡単に作ったりして。

ホテルにもよりますけど、みんなで風呂やサウナに入ったり、時間をあわせて朝ごはんを食べたり、スケジュールの合間をぬって、車で地方のお土産さんに行ってワイワイしてみたり……。そういう意味では、親睦も深まったんではないでしょうか。

そういえば、山本さんとはめずらしくプライベートでもお会いして、2月くらいかな? 映画『THE FIRST SLAM DUNK』を見に行きましたよ。ただ、あいかわらず撮影後の車では無言ですけど(笑)。

▲メンバーとの思い出話に笑顔を浮かべる

――撮影後は疲れもあるのでしょうか?

落合:疲れと、あと「怖かったな」「もっとあのとき違うこと言ったほうがよかったかな」とか、各自で余韻に浸っているのかもしれないですね。で、コンビニに寄って、ホテルに戻って、オフトーク撮影でまたスイッチ入れる、みたいな(笑)。