週刊誌の表紙を飾れたのがうれしかった
――では、これまでのグラビア活動でもっとも楽しかったこと、大変だったことを教えてください。
絃花 大変だったことは、初めてのDVD撮影です。事務所に入って半年くらいだったので、右も左もわからないのに、現場はどんどん進んで「何をすればいいの……」という感じでした。当たり前なんですけど、誰も正解を教えてくださらないので、すごく大変だったし、嵐のように過ぎ去っていった感じでした(笑)。
楽しかったことは『週刊アサヒ芸能』さんの表紙を撮ってもらったときですね。「グラビアをやっていてよかった!」と思いました。グラビアアイドルデビューしたのに、DVDを何枚か出して引退してしまうのはもったいないですし、やめるまでに1回は表紙を飾りたいと思っていたので。
――グラビアアイドル1本でやっていこうと思ったことはなかったのでしょうか。
絃花 いろいろなイベントをやっているので、収入面的には普通に生活ができるレベルではあるんですけど、グラビアアイドルをやっていて思うのは、どんどん若い子が出てくるということ。
アイドルさんも雑誌に出られていますが、椅子取りゲームの椅子の数は少ないということを考えると「果たして、これを本業にできるのか…?」と思ったんです。ありがたいことに今の職場は、グラビア活動に対して特に何も言われないですし、直属の女性上司にSNSのアカウントは教えていますが、「頑張って!」と応援してくれています。
――Wワークをされていてお忙しいとは思うのですが、新たにチャレンジしたいと思っていることはありますか。
絃花 YouTubeをやりたいと思っているんですけど、谷間を出すと広告が付かないという噂を聞いたりしますし、グラビアアイドルとしてやってしまうと何歳までできるかわからないので、どのジャンルでやろうか迷っているうちに時間が経ってしまいました。
ちなみに、モッパン(韓国語で食事動画を意味する造語)をやってみたいと思ったんですけど、マネージャーさんに「面白くないんじゃない」って言われちゃって…(笑)。けっこう食べるほうなので、食事系の企画をやってみたいとは思っています。
――最後に今後の目標を教えていただけますか。
絃花 グラビアアイドルとしては写真集を出したいです。自分で作ったことはありますが、書店に並ぶという大きな違いがあると思っているので。あと、今年は起業をしようと思っているんです。会社員としてマーケティングをしているので、マーケティングの会社を設立しようと思っています。結婚は……したいとは思っていますけど、タイミングじゃないですかね。それに「グラビアを続けていい」という人じゃないとなかなか難しいかなと思っています。
(取材:だい坊)