バラエティ番組を中心に活躍している男女コンビの江戸マリー。結成3年目ながら、先輩芸人に負けない独特の存在感を発揮し、注目を集めている。

長髪が印象的な伴と全身を黒で統一した衣装の角井。まだまだ謎が多い二人の人柄に迫るため、ニュースクランチのインタビューではコンビ結成のキッカケやお互いの魅力について語ってもらった。

▲江戸マリー:角井(つのい)、伴(ばん)【WANI BOOKS-NewsCrunch-Interview】

働かずに一番カッコイイ人になろうと思った

――お二人が芸人になりたいと思ったキッカケから教えていただけますでしょうか。

角井 お笑い芸人になる前は“へそとお茶の関係”について研究してまして……。なんのお茶が一番へそに合うかっていうのを研究してたんですけど、人生一度きりなのにそればっかりやっていてもなって思ったので、小さい頃の夢だったお笑い芸人になりたいと思ってなりました。

――そんな研究が(笑)。ちなみにその研究はどれくらいされてたんですか。

角井 これが独自の研究だったんですけど、だいたい20年くらいですかね。

――(笑)。かなり長いこと研究されていたんですね。

角井 でも私、2億6000歳なんで。そのうちの20年なんで本当に一瞬です。

 それでいくんですね(笑)。僕は高校のときの文化祭で漫才をやったんですけど、何百人もの人がこっちを見てて、そのときに楽しいなと思いました。東方神起とかBIGBANGが好きだったんですけど、“今の自分、それやん!”って。今、自分あのG-DRAGONやん!って感じがよかったんですよね~(笑)。

あと、働きたくないし、そもそも働けもしないなっていうので、普通に働かずに一番カッコイイ人になろうと思ったんですよ。それで自分の中で一番カッコイイ人で思い浮かんだのが芸人だったので、芸人になろうと思いました。

――もともとお笑いが好で漫才をやったんですか?

 いや、漫才はそんなに。テレビでバラエティ番組とかは見てたんですけど、ネタ番組とかはそんなに見てなかったです。『バカ殿(志村けんのバカ殿様)』とか『リンカーン』とか好きで。『(ダウンタウンの)ごっつええ感じ』とかもDVDを借りて見てました。

――角井さんも小さい頃からお笑い芸人になりたかったとのことですが、同じようにバラエティ番組などを見ていましたか。

 2億6000歳の小さい頃…(笑)。

角井 (笑)。『はねるのトびら』とか『あらびき団』はすごい好きでした。あと、つの〔角井は自らのことを“つの”と呼ぶ〕は吉本さんのお笑いライブとかにも行ってましたね。シソンヌさんとかマヂラブ(マヂカルラブリー)さんが好きで、単独ライブも見てました。

――そうなんですね! では、なぜNSCに行かずに、ワタナベだったのでしょうか?

角井 吉本の芸人さんは好きだったんですけど、自分に合うのはワタナベかなと思ったんです。吉本ってガツガツしているというか、人数も多いし、体育会系のイメージがあったので、怖いなって(笑)。でもワタナベは、ハナコさんとかハライチさんとか優しそうな方が多いなっていうのと、個性的なキャラクターが強いイメージがあって。

あと、テレビに出るスピード感が早そうだなと思っていたので。自分も早く売れたかったので、いろんなキャラの人がいるなかで育って、強くなれそうだと思いました。

――たしかに早くからテレビで活躍されてる方が多いですよね。伴さんはなぜ、ワタナベの養成所を選ばれたんですか。

 ワタナベはオーディションがあるんですけど、そこで「天才あらわる!」みたいな感じですごく褒めてもらったから入りました。だけど蓋を開けてみたら、みんな言われてたみたいです(笑)。「え! お前も天才って言われたの!?」みたいな(笑)。

――そんなことないと思いますが…(笑)。お二人の出会いは養成所ですよね。

 そうですね。でも、僕らのときは相方探しの会がリモートだったんで。角井さんは画面に並んでる人の中で一番扱いづらそうだなって……。

角井 画面を睨みつけてたんでしょ?

 睨みつけてたというか、悲しんでるというか……。“こいつ、なんなん?”と思って、とにかく一回しゃべってみようかなと思って連絡しました。

角井 つのもなんか変わってるな、と思ってマルをつけてました。順番にひとりづつ自己紹介をしていくんですけど、その画面をスクショして、気になる人にマルをしてて。

▲「その画面をスクショして、気になる人にマルをしてて…」を説明する角井

――どの辺が変わっていると思ったんですか?

角井 髪型も不思議だったし、自己紹介のときに「映画が好きで『ハリーポッター』の大喜利をたくさん考えてます」みたいなことを言ってて。

 『ハリーポッター』の大喜利たくさん考えてないよ(笑)。ちゃう人の話してるやん。俺ちゃうやん、それ。

角井 え?(笑) まあ、伴が忘れてるんだと思います。つのも映画好きなんで、映画の話とかできるし、『ハリーポッター』大喜利も楽しそうだなと思ったんで。

――髪型はそのときから今の形ですか?

 いや、もともとは前が長かったんですよ。シドのマオみたいな感じやったんですけど、養成所に入ってから徐々に長い部分がうしろにズレていった感じです。お金がもったいないので自分で切ってるんですけど、うしろは切れないんで、そのまま伸ばしてて。でも、なんかええ感じやなと思って。

角井 今年の伴の誕生日は、美容院を検討したりもしたんですけどね。最終的にスキンヘッドになるかもしれないと思って。

 この髪型“マレットヘアー”っていうらしいんですけど、調べると「世界で一番ダサい髪型」って出てきます(笑)。でも、世界が方向を変えたらダントツでカッコイイ髪型になるじゃないですか。だからそれにはってます。

角井 ファッションの歴史は変わっていくしね。

▲マレットヘアーには愛着があるという