落ち着いた性格になったのは書道のおかげ?
――お芝居をしていて、「ここが一番楽しい!」と思える部分は?
上坂:自分ではない誰かを演じる楽しさです。例えば、私自身、普段は静かで落ち着いているんですけど、役柄では気が強くもなれるし、明るくもなれる。お芝居を通して自分にはない人格になれるのはすごく楽しいです。
――映画に出るのが夢と先ほど言っていましたが、それが今一番の目標ですか?
上坂:一番の夢は、朝ドラのヒロインで、映画出演は直近の目標です。私は映画が好きで、映画館で見ることにこだわりがあって、時間が空いたら一人でも見に行きます。だから、あの大きいスクリーンで自分を見ることが夢なんです。一番好きな映画は、洋画の『グランド・イリュージョン』。本が好きでミステリーをよく読むので、種明かしがあるワクワクする映画が好きです。
――硬筆や書道、読書が趣味とは大人っぽいですが、これまでで一番ハマっていたのはなんですか?
上坂:書道です。しっかり習い始めたのは高校1年生からなんですが、単純に文字を書くことが本当に好きです。
――書いているときはどういう心持ちですか?
上坂:無です。精神統一するには書道が一番!
――では、日々のリラックスにもつながっている?
上坂:なります。書道をする時間は決めていませんが、午前中や朝が多いです。
――小学生時代は新体操をしていて、小学校で児童会長、中学校でも生徒会長の経験があるんですよね。
上坂:小学校の頃は男の子みたいでした。外でひたすら遊んで怪我して帰ってくるようなやんちゃな子で、今とは全然違います。なんでこんなに落ち着いたんだろう?(笑) 今は人見知りなんですけど、小学校の頃は誰にでも積極的に話しかけていました。
――学校でも目立っていたのでは?
上坂:進んで自分から前に立って発言していました。なのに、高校生ぐらいから急に落ち着いちゃって。書道のおかげかな?(笑)
――今は高校3年生。もうすぐ卒業ですね。どんな高校生活でしたか?
上坂:本当にあっという間でした。いろんな出会いもあり、経験もあり、振り返ると良い3年間だったと思います。でも、1人で本を読んでいるタイプなので、振り返ると高校生らしいことはあまりしてなかったかな。本当に落ち着いた日々を真面目に過ごした高校時代だったんです(笑)。
――卒業してからのプライベートでの夢はありますか?
上坂:車の免許を取りたいです! でも、母からは「危ないからダメ」と言われていて。免許が取れたら海に行きたいです! 江ノ島の海がいいですね。
(取材:本嶋 るりこ)