NewsCrunch編集部サロンは大切なものを得るきっかけになる場所
――ちょっと付加価値ではだめってことですよね。では、オンラインサロンの仕組みやその価値ってこっそり教えてもらえますか(小声)。
てつ インターネットだったら無料でもなんでもいいんですよ。対価として相手の時間を使うわけだから。これは等価交換。でも、これって商売にならない。一方、サロンでは払ってもらってる月会費以上の価値を提供しないといけない。ここでイメージしてほしいんですけど、あるひとりに対して毎日マンツーマンだと、コンサル料は年間に数千万円もらわないと割に合わないですよね。でも相手も払える金額ではない。そのコンサル料を分散するのがオンラインサロンの仕組み。あと、10人に30円払ってもらったとしたら、その全員に1000円の価値を提供するが大事。でも、それだと赤字だから20人、30人、100人と増やしていく。10人でも100人でもこっちのかかる費用は同じだから、いつかは黒字にはなる。でも、それって単純計算であって、30円で売ったものが30円の価値しかないとその人の自分資産は落ちる一方だし、サロンのメンバーも増えないですよね。オンラインサロンって甘くないし、うかつにやると本当に危ないんです。
――甘く見ていると自分資産がダダ減りする、と。ところでてつさんのサロンの月会費はバケ１回分……つまりメダルだと100枚相当です。
てつ そうです。だから比較しやいすいし、判断されやすい。「てつのサロンってバケ１回分よりもずっと価値はあるよね」っていう期待に応えないと、僕の自分資産はあっという間に下がるんです。だから毎日、価値のある投稿をしているつもりです。
――あ、そうそう。僕もサロンに入ってますけど、メンバーの方が心配してましたよ。「てつさん、毎晩投稿してくれてますけど寝てます？」って。なんて優しいサロンでしょう(笑)。前回のヨースケさんのインタビューにもありましたけど、てつさんってショートスリーパーなんですか？
てつ いや、ショートスリーパーじゃないと思うんですよ。ミドルスリーパー(笑)？ 一般の人の標準がわかんないんだけど、具体的には４～５時間は寝てますよ。(明石家)さんまさんみたいに２～３時間という異次元ではないです。普通の人よりちょっと短いぐらいかなー。大変なのは僕は家族持ちなんで、子どもが寝て、家のことを全部やって、ようやく23時～24時ぐらいからサロンに専念できる。そこからやるとだいたい寝るのは３時とか、やりすぎると４時になる。朝も子どもと起きるから、ちょっと今しんどい……。
――いや、７時起きなら、完全にショートスリーパーですやん(笑)。しかもここから、サロン内の出版プロジェクトもいよいよ始まりますが、メンバーの方々も協力的なので頼もしいです。そういえば、てつさんのサロンって治安がすごくいいですよね。
てつ SNS上にいるアンチなんかは、お金を払ってまで騒ごうとはしないけど、サロンは「せっかくだから自分のためになることをしよう」という熱量のある人たちの集まり。そこがTwitterとは決定的に違う。一方で、メンバーにはサロンをやめる選択肢(退会)も与えられているので、僕が低いものを提供したら人はいなくなる。人は払った以上のものを手に入れようとしますよね。英会話もそうだけど、お金を払ったら頑張る。自分を追い込むためにお金を払う。サロンもある意味で同じ性質があって、みんながふだん本当に考えなければいけないことを身につけることができる場所だと思います。サロンがその大切なものを得るきっかけになってほしいですね。
