4月6日(土)、東京・六本木にある蔦屋書店イベントスペースで、テレビ朝日アナウンサー・山本雪乃の初エッセイ『ホップ!ステーップ!ピンク! -山本雪乃ができるまで-』(小社刊)のサイン本お渡し会が開催された。

多くの人への感謝が詰まった一冊

テレビ朝日系情報番組『グッド!モーニング』(月〜金曜午前4時55分〜8時、土曜6時~8時※一部地域を除く)のピンクのジャケットを着たインタビュアーである彼女が、嫉妬や葛藤、感謝など、女子アナという仕事のリアルを赤裸々に綴っている。

イベントに先立って囲み取材が開催された。開始前には緊張した面持ちで「久々にめちゃくちゃ緊張しています。心臓の鼓動がすごい。皆さんに聞いてほしいくらいです(笑)」と、普段の笑顔で明るい山本アナとはまた違った一面をスタッフに見せてくれた。

▲パネルと同じくピンクのジャケット姿で登場

それでも、いざ囲み取材が始まれば、いつもの明るい笑顔で質問に答えていく。書籍内で対談をした先輩アナ・羽鳥慎一に出来上がった書籍を渡したところ「すごいね!」と子どものように喜んでくれたとのエピソードを、うれしそうに語ってくれた。

これまでにおよそ800人にインタビューをしてきた山本アナ。多いときには1日3本のインタビューをこなすとのこと。アナウンサーとして、“聞く力”は身に付けたかったことのひとつなので、インタビューとして多くの方に話を聞くことができる現在の仕事を「とてもありがたいこと。奥が深い」と教えてくれた。

これまでのインタビューを通して、“なりたいインタビュアー像”に導いてくれた人がいるとのこと。

「宮沢りえさんです。宮沢さんへの2回目のインタビューは、別の俳優さんとご一緒にインタビューをする形でした。インタビューが始まる前のカメラが回っていないときに、宮沢さんがその俳優さんに『(山本アナは)楽しくお話を聞いてくれるから大丈夫だよ』と声を掛けてくださったんです。

まず、1回目のインタビューを覚えてくださっていたのがうれしかったです。そして、楽しいインタビューだったと思ってもらえることが一番大切なことだ、と気づかせてもらいました。たぶん、宮沢さんは覚えてないと思いますが、そういう些細なひと言が胸にくるということを体感した瞬間でした」

自身の心に残っている出来事を教えてくれた。

囲み取材後、お渡し会には『グッド!モーニング』でお馴染みのピンクのジャケットに身を包み登場。イベント会場に集結した老若男女、多くのファン一人ひとりに本を手渡し、ファンは思い思いの言葉を伝え、山本アナとの会話を楽しんていた。

▲イベント参加者に書籍を手渡す山本アナ

そしてなんと、山本アナが新人時代に『熱闘甲子園』でお世話になった大先輩、古田敦也氏が見守りに来てくれたのだ。大物の登場に会場は沸き、お渡し会はより一層盛り上がりを見せた。

過去の山本アナのエピソードを自分事のように覚えていて、新人時代から山本アナを常に励ましてくれるという古田敦也氏。山本アナにとって「父親のような『共演者を超えた間柄』の存在」なのだそう。

▲イベントに駆けつけてくれた恩人・古田敦也と記念撮影

お渡し会ラストの参加者は、山本アナのお母さん! 娘のイメージカラーでもあるピンクのコートを着て、本を受け取っていた。この本にもエピソードが多く掲載されているだけに、誰よりも発売を楽しみにしてくれたという母親の登場に恥ずかしさとうれしさをにじませ、温かい空気のなかでイベントは締めくくられた。

▲母親の参加に恥じらいながらも喜びの表情があふれる

イベント終了後、山本アナはInstagramを更新していた。 

「本を書くということは、今日につながっていたんだなと思うほど、私が皆さんから力をいただき、もっと頑張りたいと心から思いました! アナウンサーになってよかったです!」とファンへの感謝を綴った。