現地に入ったのにチケットがない!?
そして、男子では横浜F・マリノスが初のアジア王者の栄冠に挑みました。
アルアインとの初戦をホームで2対1と制すと、2ndレグは敵地に乗り込みます。
アジアカップで、僕はこの街には行きましたが、ショッピングモールとスタジアムとIKEAの裏にラクダ市場があったり、隣国との国境の山が雄々しかったり、大都市でも田舎でもない印象。
しかし、マリノスサポーターは、僕が平和なイメージを持つアル・アインで、これでもかとアウェーの洗礼を受けることになります。
まず、チケットが減る。文字通り、減るのです。試合の前日にマリノス側に2000枚割り当てられるはずだったチケットが、急きょ1100枚に減少。なんてことしてくれるんだよ!
これにより、現地に入ったのにチケットがないサポーターが続出します。アウェーはその雰囲気も楽しんでこそ、とは言ったものですが、これはサッカーを愛するものとして心苦しすぎる。
その後、マリノス側の必死の交渉により、少しずつ席を増やしてもらい、なんとかサポーター全員が入れたとのこと(チケットの受け渡しのタイミングで、値段を釣り上げられたりもしたそうだけど)。
そんな話を聞くうちに「これは家で静かには見られないな」との思いが芽生え、行ってきました、HUB新横浜店。
キックオフ15分前に到着すると、スタジアムはマリノスのユニで超満員。
サッカー部の後輩の弟である永戸勝也選手のサイン入りユニフォームの上に、上着を着て行ったら怪訝な顔で見られたので、「あ、違うよ!」という意味を込めて、上着のボタンを外してユニを見せる。
いや、丸腰です、みたいなアピールだな。案の定もう一回、怪訝な顔をされましたが、熱量を持って最後方で応援してきました。
「これで宮市亮選手が試合を決めたら泣いちゃうだろうな」
という理想の勝利の妄想を打ち砕く1-5の大敗でしたが、ヤン・マテウス選手のゴールに熱狂し、モニター越しに聞こえる現地で戦うマリノスサポーターの声に熱くなりました。
〇【アル・アイン×横浜F・マリノス|ハイライト】
現地のマリノスサポーターは試合後、多くのアルアインサポーターに煽られながら帰ったとのこと。よく堪えたと思います。すごい。
僕がその場にいたら、UAEがカタールに0-3で負けた試合のスコアでもスマホに表示して見せていたと思います(この2か国とんでもなく仲が悪い。国交断絶してる)。
そして毎回、2ndレグをホームでやれているレッズはなんて幸運なんだろう、と改めて感じるとともに、「クラブW杯でぶっ倒してやんよ!!」と、また燃料が投下されたのでした。