Hello!風の時代に舞い降りました!風の時代の風雲児。風野又二朗です。

夏の甲子園の決勝が終わり、24時間テレビの放送が終わると、いよいよ夏の終わりを感じますね。

お盆が終わると、残った暑さと書いて、残暑なんて言ってましたよね。

今はもう、お盆が過ぎて、9月になっても残ってる夏というより、まだまだ夏!っといった感じですよね。今年も、8月の暑さがあまりに酷くてですね。なんだかすっかり慣れてしまったけど、あれは酷夏。こくなつ!ひどなつ!という事でね、これからがようやく、元々僕らが知っていた夏って感じの気温になるんでしょうかね。

でも、8月も下旬になると、しっかりと鈴虫が鳴き始めるので、不思議です。

鈴虫が、夏の終わりと秋の到来を感じさせてくれますよね。まだまだ、気温は高いので、引き続き、体調に気をつけて、頑張っていきましょう!!

▲風をあつめて、巻き起こす

プロデュースの仕事をしていると、やはり一番最初に考えるのは、チームビルドではないでしょうか。

企画はできた。これを誰とやっていけば、その企画の最高到達点に辿り着けるか。また、どんなコミュニケーションを取れば、それがうまくいくのか。これに関しては答えはなく、大きなキャリアを残した人たちで集めればうまくいくのかと言えば、そうではなく。

バランス、相性、タイミング、持続可能な労働環境、様々な事が要因として挙げられるのかなと思います。

先日、初めて、映画『インサイド・ヘッド』を観ました。

傑作と聞いていましたし、『インサイド・ヘッド2』の公開も迫っていたので、このタイミングで観ようと思ったんですけど。これが素晴らしかったんですよ!

内容は、幼い主人公の女の子の頭の中で、喜びや、悲しみ、怒り、などがそれぞれ、”ヨロコビ”、”カナシミ”といった名前で擬人化していて。

心の動き、体の動きはその、擬人化された登場人物たちがああでもない、こうでもない、と話し合い、ぶつかり合いながら進んでいくんですけど。

この映画を観ると、そっか!あの感情や、あんな気持ちになったのも全て、頭の中で彼らの話し合いや、取っ組み合いを経てこうなっていたんだと、少し胸がスッキリしたり。

できれば、ずーっと毎日、楽しく幸せを感じて生きていたいけど。楽しいや嬉しいの前には、辛いとか、悲しいとか、悔しいが必ずあって。

必要のない感情なんてないんだな!落ち込むことも素晴らしい事なんだ!と、とても背中を押される映画になっているんじゃないかと思いました。

頭の中の描写では、感情だけでなく、記憶の部分にもかなり触れていて。そっか、子供の頃、楽しかった事とか、忘れてしまった事とか、頭の中でこういう事が起きていたのか!と、なんだかセンチメンタルになったり、ホロっと泣けてしまったり。

とっても良い映画なので、未見の方は、是非ご覧になって頂きたいのと、子供にもですね、観て欲しいなって思うんですけど。

この映画のもう一方の側面。大人の楽しみ方としては。頭の中で起きているチームビルド。これまた、とても勉強になるんですよ。

頭の中では、とにかく、主人公の女の子の幸せをみんなが願って行動しています。

ただ、それぞれの感情が全く違うので、お互いの良さが把握できていない時期は、やはり全くうまくいきません。みんなの目的は一緒なのに。

この、頭の中の登場人物たちの動き。コミュニケーションが、まさに、大人にとっても、とても勉強になる映画でした。

1で、素晴らしいチームになって、これでよし!と思っていたら、主人公の女の子が、2では思春期を迎えて、新しい感情のキャラクターがたくさん出てくるんですよ。

スクラップ&ビルド。一度チームが壊れて、また再建していくんですが、これが、大人にとっても大変勉強になる映画でした!とっても良い映画でした!

風野も、この秋で、また色々と環境が変わるのですが、変化を楽しんで、力を合わせて、一人では辿り着けないところへ、みんなで行けるように。頑張っていきたいと思います!

それでは、又、風の吹く日に。

『風をあつめて、巻き起こす』は、次回9月20日(金)更新予定です。お楽しみに!!