おはようございますこんにちはこんばんは、番組プロデューサーのTPこと高橋です。「TPコーポレーション東京X」という変な名前の会社の社長です。
僕は今、両鼻に綿を詰められて、鼻呼吸を完全に封じられた状態でこの文章を書いています。苦しい、頭に酸素が回っていない、眠い…。どうしてこんなことになっているかの事情説明も踏まえて、今回は「仕事と健康」について書いていきたいと思います。
1月10日(金)社長になって初の高熱
1月8日、9日、神奈川県民ホールで「板橋ハウスのラジオディア」の番組イベントがあった。どんなイベントかは前回の連載にたっぷり書いたのでそちらを読んでもらいたい。
イベント自体は大盛況のうちに終わって、打ち上げもはしゃぎにはしゃいだため、翌日完璧な二日酔いになった。まぁあれだけ大きなイベントだったんだから少しの反動は仕方ない。いや待て、二日酔いにしては体がだるすぎる…と思った僕は、一応熱を測ってみることにした。
「38.4℃」
審査員満場一致の高熱を出してしまった。片付け作業もろくに手伝えず、1日中寝込むことになってしまい、社員の桜井さん他にとても迷惑をかけてしまった。イベントが終わったと同時に緊張の糸が切れたのか、タイミングを見計らったかのように熱が出た。病院に行ったところ「インフルでも、コロナでもない」とのことで一安心なのか何なのか、じゃあ何なんだよと思いつつ、丸一日ゆっくり療養することに。

僕は2022年8月に社長になってから1日も熱を出したことがなかったので少しびっくりした。熱が出ると当たり前だがまるで仕事ができない、イベント終わりにやらなきゃいけないこともたくさんあったのにもどかしかった。
翌日、何事もなかったかのように平熱に戻った。調べたところによると、「二日酔いによる発熱」もあるみたいなので、もしかしたらそれだったのかもしれない。健康第一、飲み過ぎはしゃぎすぎには気をつけよう。
だけどこれは両鼻に綿を詰められているのとは無関係、ただ体調を崩しただけの話。
1月17日(金)鼻呼吸がしたい
僕は万年ノドがいがいがする人間だった。少ししゃべると、ノドに違和感(痰が絡む感じ)を覚えて咳払いをする。普通に生活している分にはさほど問題ないのだが、僕は放送作家としてラジオでしゃべったり、ネット配信番組で「天の声」をすることがある。するとこの咳払いがとても気になるし、番組にとってノイズになってかなりマイナスなのだ。
僕は10年以上このノドの悩みを抱えていて、ずっと耳鼻咽喉科に通っていたのだが、一向に治る気配がなく、さすがにおかしいと思って、病院を替えてみることにした。すると新しい病院の先生から「これノドじゃなくて、鼻が悪いんだと思いますよ」というまさかの一言をいただいた。これまで約10年間ノドの治療をしていたのは一体なんだったんだ。まさに寝耳に水、耳鼻科通いにふさわしい慣用句。
精密検査の結果、鼻の奥にかなり大きめのポリープがあることが判明した。そこから鼻水がノドに落ちてきてしまっているとのこと。僕の鼻は従来の10分の1程度しか機能していないらしい。これを除去したらノドの悩みも晴れるし、鼻もめちゃくちゃ通るのではとのことだ。僕はイベントも終わって少しゆとりができる1月17日に手術の予定を入れた。
手術は全身麻酔にかかった状態で2時間ほど行われた。何が行われていたかはわからないし、しばらくは両鼻に綿がぎっしり詰められているため、成功か失敗か現時点では判断がつかない。
“2時間かけて、両鼻に綿を詰めただけ”の可能性も今は否定できない。とはいえこれで長年の悩みが晴れると思えば我慢できる。とにかく健康でありたい。口呼吸だけは本当に苦しい、鼻呼吸が恋しい、いい匂いでもイヤな匂いでもいいから嗅がせてほしい。

僕は高校一年生のときに健康診断で「血尿が出ている」という診断を受けたことがある。血尿と言っても目に見えて「赤っ!!!」ではない。普通に生活していたら気づかない程度の血尿、そのほうが不気味だったし、そこまで健康優良児だった僕はかなりショックだった。
一般的に、血尿が出ている=腎臓に問題アリ、ということで、高校生の時点では大丈夫だとしても、大人になってから腎臓病になる可能性があり、最悪の場合40歳で寝たきりになってしまう、というニュアンスのことを医者に言われた。
そこから僕はしばらく、腎臓に負担がかからないように“タンパク質を摂らない生活”をした。ゼロじゃないけど、ほとんど摂らなかった。卵や牛乳や肉などが点数化されて、1日6点までしかタンパク質を摂ってはいけなかった。マッチョの人が筋肉をたくさんつけるために、ゆで卵やササミなど高タンパクのものをたくさん食べるのと真逆の生活だ。
しんどいタンパク質制限生活を約2年半続けた結果、高校3年秋の定期検診で、血尿(尿潜血)の値が「―」となった。めちゃくちゃ嬉しかった。
とはいえ一度「40歳で寝たきりになるかも」と言われたことがかなりショックで、健康体に戻ってからも、僕の頭の中には常に寝たきりになる自分のイメージがつきまとっていて、極力健康に気を使うようになって、今日に至る。あとすべての食品の成分表示を見て、タンパク質含有量をチェックしてしまうクセがついている。
40歳まであと3年、油断しないでいこう。