1月19日(日)とにかく健康第一なのよ
弊社は社訓として“健康第一”を掲げている。当然っちゃ当然なのだが、僕も社員の桜井さんも、抜きん出た才能を持っていない凡人という自負があるため、せめて健康でいないと天才たちが跋扈する芸能界で太刀打ちできない、と考えている。
我々のHPが50あるなら、せめて50で戦うべきだし、HP100の天才も、寝不足だったりしたらHP30くらいになってたりするので、互角に戦えるのでは? と思っている。なんか、天才の人たちは病弱な人が多いし。健康な天才に叶わないのは仕方ないけど。
弊社の社員、桜井さんはごはんを全然食べない。元々痩せ型なのだが、仕事が忙しくなってくると、食べる暇を惜しんで仕事をしてしまう。「食べたら眠くなるので」と言ってパソコン作業をしながらグミを食べて食事終了、とかを平気でやってしまう。そのためどんどん痩せていってしまう。
これは“仕事熱心だね、偉いね”で片付けていい話ではなく、長期的に見ると会社にとって良くないことだと思っているので、桜井さんはたびたび「ちゃんとごはんを食べなさい」と叱られている。
桜井さんは責任感が強いから“誰かを待たせている仕事は先に終わらせて、自分のこと(ごはん)は後回し”という発想なのだが、それだと結局体調を崩して、後々結局まわりに何倍も迷惑がかかってしまうのだ。
テレ朝時代に、Sさんという仕事ができる上司がいた。まだ働き方改革の前で、バラエティ班は“寝ないで夜遅くまで仕事する”が当たり前の時代だった。とりわけ、Sさんは寝ないで永遠に仕事をし続けていて、部内での評価も高かった。ただ、僕からすると、Sさんが休まないからこっちも休めないのだが、と思っていた。
ただSさんは、絶対に普段無理をしている反動なのだが、3ヶ月に1回くらい体を壊して、1週間くらいドカっと休んでいた。Sさん不在の尻拭いをしながら、“この働き方ってどうなの?”とずっと思っていた。無理して働いてがっつり体調を崩すなら、毎日規則正しく休んだほうがいい。(なんて言える時代じゃなかったのが懐かしい)
その瞬間その瞬間、短距離走的なやり方で成果が出ても意味がない。仕事は長距離走でやらないと。桜井さんは“食べようと思えば食べられる”人間で、一緒に食事に行くとデカい餃子10個をぺろりと平らげたりする。だからなるべく「せーの」で食事の時間を作り、一緒に食べるようにしている。これも大事な仕事だ。桜井さんを太らせる、これが今年の大きな目標、僕は太りたくないけど。
「10年後の自分と社員が健康でいる」
この目標が達成できれば、きっといい会社になっているはずだし、いい仕事ができているに違いない。鼻呼吸を封じられた状態で、いつもの2倍くらい時間をかけた文章、お読みいただきありがとうございました。健康第一です、本当に。

次回の『TP社長日記』は、2025年2月13日(木)更新予定です。お楽しみに!!
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